「遺族年金なんて、まだ現役世代の自分たちには関係のない話」と思っていませんか?
筆者は銀行員時代、20歳代〜50歳代の現役世代の死亡手続きを受けることが度々ありました。
若くしてパートナーを亡くすリスクは、誰にでも起こり得る現実です。
だからこそ知っておきたいのが、2028年4月に控える遺族厚生年金の大改正。これまで「一生もらえる」はずだった保障が5年間の有期給付になるなど、これまでと大きく変わってしまいます。
「万が一のときには、国がずっと守ってくれる」という思い込みのままだと、将来の家計を維持できなくなる可能性もあるかもしれません。
本記事では、遺族厚生年金の見直しについて、現行制度と比較しながら、シミュレーションを交えて解説します。
【2028年4月施行】遺族厚生年金の見直しとは?
現行の遺族厚生年金制度は、
- 子どもが18歳年度末になるまでは手厚く守り
- 子どもが育った後も、65歳まで中高齢寡婦加算などでサポートする
という仕組みになっています。
しかし、2028年4月より「現役世代のうちは子どもが育ったら5年で打ち切る(子なしの現役世代も5年の有期給付)代わりに、老後は納めた分だけ自分の年金に上乗せする」という、自立と共働きを前提とした仕組みへと変わります。
実際にどのように変わるのか、具体的なモデルケースで受取額を比較してみましょう。
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PROFILE
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。社内表彰歴多数。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。現在は、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、および専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて、企画・執筆・編集・監修を幅広く担当している。
金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、NISAや投資信託をはじめとするファイナンス領域を主軸に、その土台となる年金制度や社会保障、住宅ローン、相続まで横断的に分かりやすく解説。
