石津 大希
働き方で変わる年金額。ライフコース別に見る5つの受給モデル
厚生年金の「月額約23万7000円」は昭和型の専業主婦世帯のモデル年金ですから、共働きやおひとりさまが増えた現代の実態とはズレがあります。
そこで、厚生労働省が公表した「多様なライフコースに応じた年金額(概算)」を参考に、現役時代の年金加入歴による5つのモデルを見ていきましょう。
ライフコースに応じた年金額
【モデル1】厚生年金中心の会社員男性の場合
- 想定:平均年収約610万円(月額換算50万9000円)で約40年間就業
- 年金月額の目安:17万6793円(基礎年金約7万円+厚生年金約10万7000円)
【モデル2】国民年金中心の自営業・フリーランス男性の場合
- 想定:厚生年金への加入期間が約7年と短く、大部分が国民年金
- 年金月額の目安:6万3513円
【モデル3】厚生年金中心でキャリアを築いた女性の場合
- 想定:平均年収約427万円(月額換算35万6000円)で33年間就業
- 年金月額の目安:13万4640円
【モデル4】国民年金中心の自営業女性の場合
- 想定:厚生年金への加入期間が約6年と短い
- 年金月額の目安:6万1771円
【モデル5】第3号被保険者期間が長い女性の場合
- 想定:扶養の範囲内でパートタイマーとして働いた期間が長い
- 年金月額の目安:7万8249円
就労した期間が同じくらいであっても、厚生年金に加入していたかどうかで、将来受け取る年金額には大きな差が生じます。
年に一度送られてくる「ねんきん定期便」や、いつでも加入記録を確認できる「ねんきんネット」などを活用して、ご自身の働き方に基づいた正確な年金見込額を把握しておくことが大切です。
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PROFILE
【保有資格】 二種外務員資格(証券外務員二種)、相続診断士、認知症介助士、日本園芸協会認定ガーデンコーディネーター 【経歴】 早稲田大学第一文学部史学科卒。書籍校閲者として人文・社会系一般書籍や教育教材などの制作に15年以上従事。 現在は金融メディア『LIMO(リーモ)』にて編集・執筆を担当。総務省や厚生労働省などが公表する「一次データ」を読み解く分析記事を得意とする。長年の紙媒体で培った編集力と、自身の家族介護から得たリアルな知見を掛け合わせ、「お金とくらし」にまつわる情報を読者目線で丁寧に発信している。 趣味は俳句とガーデニング。「言葉と暮らしを丁寧に紡ぐこと」をライフワークとしている。
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