なぜ「NISAだけ」ではダメなの?老後資金にiDeCo(イデコ)を強くおすすめする理由
執筆者三石 由佳2級FP技能士
17:00
なぜ「NISAだけ」ではダメなの?老後資金にiDeCo(イデコ)を強くおすすめする理由

内閣府の「令和8年版高齢社会白書」によると、現在の生活に満足している高齢者の割合は数年前と比べて減少しており、老後にゆとりを保つハードルが少しずつ上がっていることがわかります。

このような現実を前に「将来のためにしっかりと資産形成をしておかなければ」と焦る一方で、「物価の高騰や教育費でお金が飛んでいくから、投資に回す余裕なんてない!」というのが、現役世代のリアルな本音ではないでしょうか。

今回は、そんな「手元にお金は残しておきたい、でも老後も不安」というジレンマを抱える私たちが、どうすれば無理なく確実な老後資金を作れるのか、老後資産設計にiDeCoが向いている理由について考えてみたいと思います。

そもそも老後資産の準備はなぜ必要なのか?

なぜ老後生活資金の準備が必要なのでしょうか。ここからは各調査データをもとにその現状について紐解いていきましょう。

総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」から、「65歳以上の夫婦のみの無職世帯」の標準的な家計収支を見ていきます。

65歳以上の生活費

65歳以上の生活費
出所:総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」1/2
65歳以上の生活費

65歳以上の夫婦のみの無職世帯の家計収支(月額)

  • 収入の平均:25万4,395円
    (うち社会保障給付など:22万8,614円)
  • 支出の平均:29万6,829円
    (消費支出:26万3,979円 / 非消費支出:3万2,850円)

主な消費支出の内訳は以下の通りです。

  • 食料:7万8964円
  • 住居:1万7739円
  • 光熱・水道:2万3540円
  • 家具・家事用品:1万1237円
  • 被服及び履物:5354円
  • 保健医療:1万7941円

毎月の家計収支は赤字傾向か

月々の家計は4万2434円の赤字となっており、不足分は貯蓄を取り崩して補う必要があります。

このことから、老後生活資産のために事前の資産設計が必要となるのです。

Google で優先するソースとして追加
三石 由佳2級FP技能士株式会社モニクルリサーチ

関連タグ