【iDeCo(イデコ)体験談】運用資産残高が1800万円を超えた人はどんな運用をしているのか?銀行員がインタビュー
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【iDeCo(イデコ)体験談】運用資産残高が1800万円を超えた人はどんな運用をしているのか?銀行員がインタビュー

2026年5月の家計調査によると、老後生活は約24万円の赤字に

執筆者三石 由佳2級FP技能士
22:14
【iDeCo(イデコ)体験談】運用資産残高が1800万円を超えた人はどんな運用をしているのか?銀行員がインタビュー
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この記事はここがポイント

  • iDeCo運用1800万円超のRさん、月2.3万円を世界株式に投資する戦略。
  • 運用機関は手数料で選び、スイッチングで現金比率を調整し暴落時に買い増すこと。
  • 2026年5月家計調査では、老後生活が月約24万円の赤字である現実。

投資への興味関心を持つ方が増えてきたのは、新NISAとiDeCoの普及なのではないでしょうか。

元銀行員として、多くのお客様にiDeCoを含む確定拠出年金についてレクチャーをしてきた経験から、「確定拠出年金で初めて投資信託に興味を持った」と教えてくださる方が多かった記憶があります。

では、実際に早くからiDeCoを取り入れていた個人投資家は、どのくらい資産を殖やすことができているのでしょうか。

今回は、実際にiDeCoを活用して長期間運用し、2026年7月6日時点で運用資産残高1800万円を突破したRさん(50代・男性・会社員)に、気になる「iDeCoのリアル」を直撃インタビューしました。

老後生活は毎月約24万円の赤字。貯蓄を取り崩す生活に

なぜ私たちが「投資」をしてまで老後資金を作る必要があるのか、に疑問を持つ方もいるかもしれません。

私が元銀行員として、iDeCoを含む確定拠出年金の投資教育講師をしていた時のエピソードをご紹介します。

当時、企業型確定拠出年金を導入した際、みなさんが口々につぶやいていたのが、「まだまだ先の話だな~」「自分には関係ない話だな」でした。老後の生活はあまりにも先のことなので、「どうしても実感が湧かない」というのが皆様の共通した本音でした。

そこで、老後生活資金についてご自身で試算してもらったところ、一気に必要資金がイメージできたようで、制度を前向きにとらえていただけたのが印象的でした。

実際にいくら必要になるのか。この記事を読むあなたにも実感していただきたく、一つのデータをご紹介します。

総務省が発表した「家計調査報告(2026年5月分)」から、主に年金生活を中心とする「無職世帯」の家計の数字を見てみましょう。

【無職世帯(二人以上の世帯)の1ヶ月の家計収支】

  • 手取り収入(可処分所得):21,567円
  • 生活費など(消費支出):262,704円
  • 毎月の赤字額(黒字額):-241,137円

このように、公的年金などの収入だけでは日々の生活費が足りず、現役時代に貯めた預貯金を毎月大きく切り崩しながら生活していることがわかります。

さらに、昨今のインフレ(物価高)が続けば、同じものを買うのにもより多くのお金が必要になり、この赤字額は将来さらに膨らむ可能性があります。

「なんとなく預金だけ」では、老後の生活を守り切れないと感じる方が増えているのも納得できるのではないでしょうか。

【インタビュー】iDeCoで資産残高が1800万円に到達した個人投資家

Rさんの資産状況をご紹介します。

拠出金の内訳として、掛金と移換金があることに気づいた方もいるのではないでしょうか。個人でiDeCoをスタートする前に、企業型確定拠出年金に加入していた分が移換金として表記されています。

ここからは具体的な話をうかがっていきましょう。

Rさん(50代・男性・会社員)の資産状況

Rさん(50代・男性・会社員)の資産状況
出所:LIMO&ファイナンス編集部

ー iDeCoをはじめたきっかけは何だったのでしょうか

以前勤務していた金融機関には企業DCの制度があったのですが、その後、転職した会社では企業DCの制度がなく、仕方なくiDeCoに切り替えました。

したがって、先の拠出金累計額は企業DCからの分と、その後にiDeCoでの拠出分が含まれています。

どのような情報収集をしましたか?

ー iDeCoをスタートする前にどのような情報収集をしていましたか

iDecoを始めるためには、まずどの運営管理機関が良いかを決めなくてはいけません。

運営管理機関を選ぶ上で、運用商品のラインナップを参考にすることも大切ですが、私は維持手数料が安いことを優先して探しました。長期投資になるので、手数料はできるだけ抑えておきたいと考えたためです。

結果、手数料が安いのはやはりネット証券だなと確信したので、ネット証券で口座開設することにしました。

初期設定時にどのような商品を選定しましたか?

ー はじめに選定した商品を教えてください

実は、最初はiDeCoで運用することは全く考えていなかったので、元本確保型でしばらくそのまま放置していました。

2012年頃iDeCoに移換して2018年までそのままにしていたんです。

自動移換されてしまう前に早くiDeCoを始めたかったのが本音なんです。その頃から運用をスタートしていたら、「長期投資の恩恵をもっと受けることができたのに…」と思う時もあります。

運用を開始してからはどのような運用をしましたか?

ー 2018年頃から運用を開始されてからはどのような運用をしていましたか

私のケースでは、毎月の掛金は制限いっぱいの2万3000円です。

世界株式に投資ができるインデックスファンドとアクティブファンドの両方に大体半分ずつくらい投資をしています。

私は40代なのですが、自分の年齢を考えると、20年以上といった長期で資産ができていればいいと思うので、債券ファンドや債券が組み込まれているバランス型ファンドには興味はないですね。

個人的な意見でいえば、資産形成層は資産を分散しないで株式に集中して資産拡大を狙った方がいいかと思います。

iDeCoでの運用をどのように考えているのでしょうか?

ー iDeCoでの運用をどのようにとらえているか教えてください

iDeCoの制度上では、スイッチングに手数料がかかりません。

そのため、都度、投資信託を入れ替えたり、一時的に運用商品を売却して現金比率(元本確保型の定期など)を増やしています。

ー 現金の確保にはこだわりがあるようですね

資金の現金比率を自在に操ることは、個人投資家の醍醐味です。

ITバブルやリーマンショックなどの歴史的な暴落時には資産価値が半減し得るため、常に市場環境に合わせて現金の割合をコントロールしています。

株価が急落した際には、この現金を使って買い増すという戦略です。iDeCoは枠内での商品の売買(スイッチング)が自由に行えるという利点があるため、相場状況に応じて機動的な運用を実践しています。

インタビューを終えて

今回は、iDeCoでしっかりと利益を積み上げているRさんにお話を伺いました。

「運用資産が1,800万円を突破した」というエピソードは、これからiDeCoを始める方や、着実に長期投資を続けている方にとって、とても参考になる点が多いのではないでしょうか。

ゆとりのある老後生活を送るためにも、「自分らしい資産形成」について一度考えてみてください。

参考資料

Google で優先するソースとして追加
三石 由佳2級FP技能士株式会社モニクルリサーチ

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