執筆者泉田良輔LIMO&ファイナンス編集部 編集長
12:05

東証改革により、企業は「資本コストや株価を意識した経営」を求められています。株主資本コストとROEの関係から、ROE8%の目安、PBR1倍割れ、ROE経営の要点を解説します。元機関投資家が解説します。

この記事はここがポイント

  • ROEが株主資本コストを上回ればPBR1倍超、下回れば1倍割れとなり、8%が株主の最低リターン。
  • 東証は2023年3月、PBR1倍割れ企業に対し資本コストや株価を意識した経営を要請。
  • ROEは自社株買い等でも向上可能だが、本業の利益率・資産効率を高めた質的向上が市場評価対象。

「なぜROEは8%が目安と言われるのか」「東証はなぜPBR1倍割れをそんなに問題にするのか」——ROEをめぐる議論には、必ず「株主資本コスト」という言葉が顔を出します。ここを押さえると、ROEの目安も、いま進む東証改革も、一本の線でつながって見えてきます。ROEの基本は「ROEとは?自己資本利益率の意味・計算式・目安からROA・ROICとの違い・デュポン分解まで」で解説していますので、本記事では「株主資本コストとROEの関係」、そして「ROE経営」の中身を、順にみていきましょう。

株主資本コストと…

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泉田良輔LIMO&ファイナンス編集部 編集長

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