泉田良輔
「ROEが高い会社を選べばいい」は誤解。高い・低い・マイナス、各水準の読み方とは?デュポン分解と同業比較、実例から、数字の裏側を読む視点を元機関投資家が紹介します。投資判断に役立つ見方を解説します。
この記事はここがポイント
- ROEは数字の高低だけでなく、デュポン分解と同業比較で「理由」を見抜くのが本質である。
- 高ROEは本業か市況ピーク(アドバンテスト57.6%)、低ROEは健全財務(村田製作所8.8%)など多様な要因がある。
- マイナスROEは赤字だが、債務超過でROEが見かけ上プラスになる「罠」に注意が必要である。
「ROEが高い会社を選べばいい」——投資の入り口で、そう教わった方は多いかもしれません。ですが、実際に決算書を開くと、ROEが57%を超える会社もあれば、8%に届かない会社、そしてマイナスの会社まで、じつにさまざまです。では、この高い・低い・マイナスを、私たちはどう読めばいいのでしょうか。ROEの基本は「ROEとは?自己資本利益率の意味・計算式・目安からROA・ROICとの違い・デュポン分解まで」で解説していますので、本記事ではその一歩先、水準ごとの「読み方」を、実例とともにみていきましょう。
結…
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泉田良輔
泉田良輔

株式会社モニクルリサーチ代表取締役。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。元機関投資家。フィデリティ投信や日本生命で日本株式や米国株式の証券アナリストやファンドマネージャーとして勤務。東京科学大学大学院非常勤講師。