泉田良輔
「ROEが高い会社」は良い会社と思われがちですが、同じROE10%でもその中身は全く異なることがあります。ROEを「収益性・効率性・レバレッジ」の3要素に分解するデュポン分解で、企業の実態とリスクを元…
この記事はここがポイント
- デュポン分解は、ROEを3要素に分解し「稼ぐ力の中身」を明らかにする分析手法。
- 同じROEでも、利益率や資産効率型、借入依存型で企業の実態とリスクに差。
- 本業で稼ぐ「質の高いROE」と借入頼みの脆いROEを判別する「聴診器」。
「ROEが高い会社」と聞くと、それだけで良い会社に思えます。けれども、同じROE10%でも、中身はまるで違うことがある——そう言われたら、皆さんはどう見分けるでしょうか。その答えが、今回のテーマ「デュポン分解」です。ROEを3つの要素にほどくことで、その会社が"どうやって"稼いでいるのかが見えてきます。ROEそのものの基本は「ROEとは?自己資本利益率の意味・計算式・目安からROA・ROICとの違い・デュポン分解まで」で解説していますので、本記事ではその一歩先、中身の読み解き方をみていきましょう…
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株式会社モニクルリサーチ代表取締役。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。元機関投資家。フィデリティ投信や日本生命で日本株式や米国株式の証券アナリストやファンドマネージャーとして勤務。東京科学大学大学院非常勤講師。