三菱UFJの純利益が過去最高を更新し、株価も上場来高値圏で推移しています。銀行特有の決算の読み方や、株価が割安と言い切れない理由を元機関投資家で証券アナリストが解説します。
この記事はここがポイント
- 三菱UFJは2026年3月期に純利益2兆4,272億円と過去最高益を達成し、株価も上場来高値圏で推移
- 金利上昇、手数料増加、海外事業の寄与がその主な要因
- PBRは1.90倍に改善したが、収益が金利・景気・与信の循環的要因に左右される点
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の株価が上場来高値圏で推移しています。2026年7月24日の終値は3,754円。年初の2,516円(1月5日安値)から半年あまりで約1.5倍になりました。2026年3月期の純利益は2兆4,272億円と過去最高を更新し、翌期はさらに増益を見込みます。「銀行株は地味で低評価」というかつてのイメージは、なぜここまで変わったのでしょうか。銀行の決算は一般の会社と読み方が異なるため、まずその特殊性を押さえたうえで、業績と株価の関係を読み解きます。
2026年3月…

株式会社モニクルリサーチ代表取締役。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。元機関投資家。フィデリティ投信や日本生命で日本株式や米国株式の証券アナリストやファンドマネージャーとして勤務。東京科学大学大学院非常勤講師。