執筆者石津 大希アナリスト 株式会社モニクルリサーチ
15:26

川崎汽船<9107>は2026年3月期通期で当期利益▲56.5%となる一方、営業CFは2,647億円を確保した。コンテナ船を連結の外に置く利益構造と、5期の資本配分を整理する。

この記事はここがポイント

  • 川崎汽船はコンテナ船事業が連結外で、利益構造が特異である点。
  • 2026年3月期は営業CF2,647億円を確保し、財務が健全である点。
  • 自己資本比率76.9%と高い還元姿勢が特徴である点。

海運株といえば、コンテナ船の運賃指数と一緒に語られることが多い。運賃が上がれば買われ、下がれば売られる。ところが川崎汽船<9107>の連結決算を開くと、コンテナ船の運賃収入は売上高のどこにも見当たらない。株価は昨秋以降で水準を切り上げてきたが、その背景を運賃だけで説明するのは難しい。利益がどこから来ているのかを、決算と資本配分の両面から整理してみたい。 ※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。

起点となる2025年9月末の終値は2,100円台だった。そこから秋にかけて…

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川崎汽船<9107>は当期利益が大幅減益でも、巨額の営業キャッシュフローを確保しています。この数字の裏に隠された「コンテナ船事業が連結外」という特殊な利益構造を、次ページで詳しく解説。表面的な数字だけでは見えない、同社の本当の稼ぎ方を知らずに投資判断をしてしまうと、大きな差がつくかもしれません。

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石津 大希アナリスト 株式会社モニクルリサーチ

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