三井金属<5706>の2027年3月期1Qは経常利益が前年同期比+134.3%。稼ぎ頭は製錬ではなく、プリント配線板用の極薄銅箔を抱える機能材料セグメントだった。
この記事はここがポイント
- 三井金属2027年3月期1Q、経常利益の稼ぎ頭が製錬から極薄銅箔へ主軸転換。
- 通期予想は増収減益、過去5期の営業利益は10倍幅で推移。
- 株価は半年で4倍超上昇後3か月で半値近く下落、市場評価は不透明感。
金属という社名を持つ会社が、実際には何で稼いでいるのか。私は長いあいだ、三井金属<5706>を亜鉛や鉛を溶かす製錬の会社だと思っていた。ところがセグメント別の数字を並べると、利益の重心はもっと薄くて軽いところにある。プリント配線板に貼りつける、極薄の銅箔だ。 ※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。
同社は事業を機能材料、金属、自動車部品、その他の事業の4部門で説明している。
社名から思い描くのは、このうち金属の部門だろう。亜鉛、鉛、銅、金、銀の製造・販売に資源リサイク…
出所:各種資料をもとに筆者作成1/1
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社名だけではわからない、三井金属の「利益の稼ぎ頭」の意外な実態。次ページでは、製錬から極薄銅箔へと主軸が転換した利益構造を詳細データで解説。市場がこの変化をどう評価し、株価が大きく変動した理由も深掘りします。見かけと実態のギャップを知ることが、投資の重要なヒントとなるでしょう。
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オリックスなどの国内金融機関出身。日本株アナリストおよび財務アドバイザーとして決算分析や資金調達を主導。「日経CNBC」出演などメディアを通じた相場解説の実績も豊富。企業財務に精通し、現在はモニクルリサーチで金融ニュースの深掘り記事を発信。