たばこ会社のJTは、冷凍うどんなどの加工食品事業も手掛けています。専売公社を起源とする多角化の歴史や、通期配当が272円に増額された最新決算について、その知られざる素顔を解説します。
この記事はここがポイント
- JTは2026年1-6月期中間決算で増収増益、通期配当1株272円と2期連続増配を予想
- 主力たばこに加え、冷凍うどんのテーブルマークなど加工食品事業が利益を大幅に伸ばし収益性を向上
- 日本専売公社を起源とし、医薬品の鳥居薬品事業も展開したJTの多様な事業の歴史
JT(日本たばこ産業)<2914>は、その社名が示す通りたばこの製造・販売を主力とする企業です。ただ同社の事業を掘っていくと、「たばこ会社」という肩書きだけでは括れない顔が見えてきます。
同社のルーツは、たばこ専売制度の実施主体として1949年6月に設立された日本専売公社にあり、1985年4月の民営化で日本たばこ産業株式会社として発足しました。
その後の多角化の歴史をたどると、現在も続く加工食品事業(テーブルマーク)や、2025年まで手掛けていた医薬品事業(鳥居薬品)など、たばこ以外の事業を広げてき…
JT株の年間チャート
出所:各データより筆者作成1/1
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AIバブル下でも底堅く推移したJT株。なぜ「たばこ会社」が冷凍うどんを売るのか?次のページでは、通期配当272円増額の最新決算を支える、専売公社を起源とする知られざる多角化の歴史と事業の全貌を解説します。JTの投資妙味を深く知るための情報がここに。
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フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。