【新NISA】口座の3分の1が休眠中?元銀行員が「50代が投資を踏み出すための効率的な方法」を解説
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【新NISA】口座の3分の1が休眠中?元銀行員が「50代が投資を踏み出すための効率的な方法」を解説

NISA口座の約176万口座が買付額0円!50代が投資に踏み出せない理由も考察

執筆者三石 由佳2級FP技能士
17:14
【新NISA】口座の3分の1が休眠中?元銀行員が「50代が投資を踏み出すための効率的な方法」を解説
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この記事はここがポイント

  • 50代はNISA口座の約176万口座が買付額0円で最も多い層
  • 早期長期積立投資は複利効果が大きく、将来資産に大きな差を生む可能性
  • 50代の投資は家計バランス把握とライフプランニングが前提

世間では新NISAブームと言われており、「非課税でお得だから」とひとまず口座を開設した50代の方も多いのではないでしょうか。

しかし、投資ブームの裏側で、実は「口座を作っただけで1円も投資していない人」が想像以上に多いという事実をご存知でしょうか。

今回は、元銀行員の視点から「なぜ多くの50代がNISAで立ち止まってしまうのか」を最新データから紐解き、投資が怖い方がどうやって最初の一歩を踏み出せばいいのかを解説します。

データが語るリアル。買付額0円で立ち止まる「176万人」の50代

金融庁が公表したデータによると、2025年12月末時点でのNISA総口座数は約2,820万口座に達し、投資熱が引き続き高まっている様子が分かります。

しかし、その内訳を見ると必ずしも投資熱が高まっているとは言い切れない事実が見えてきます。

実は、全体の3分の1以上にあたる「約1,044万口座」が、1年間の買付額「0円(一度も買付をしていない)」となっているのです。

さらにこの「買付額0円」の層を年代別に見てみましょう。

  • 20代:約120万口座
  • 30代:約148万口座
  • 40代:約166万口座
  • 50代:約176万口座
  • 60代:約149万口座

このように、口座を作ったものの買付額0円で立ち止まっている人が最も多いボリュームゾーンは、実は「50代」なのです。

「老後資金の足しになればと口座を作ったけれど、絶対に減らしたくない」

「今から手を出して失敗したら、もう取り返しがつかない」

50代ならではの不安もその一つの要因かもしれません。ですが、積立投資は長期間投資をすることによる効果が見過ごせないため、失敗しても生活に影響が出ない少額から、少しずつ投資に慣れていくことを意識したいものです。

次の章では、長期間の積立投資による効果を見ていきましょう。

※出所:令和8年7月3日 金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」

長期の積立投資の効果とは?35歳・45歳・55歳から毎月5万円の積立投資でシミュレーション。

毎月5万円を65歳まで積み立てると、資産はどのくらいに育つのでしょうか。ここでは金融庁の「つみたてシミュレーター」をもとに、年利3%と年利5%で運用できた場合を試算します。

始める年齢は、30歳代を35歳、40歳代を45歳、50歳代を55歳と置き、それぞれ65歳までの年数で計算しました。

35歳から30年間積み立てた場合

  • 元本:1800万円
  • 年利3%:約2914万円
  • 年利5%:約4161万円

30年という長い期間があるため、複利の効果がもっとも大きく働きます。年利5%で運用できた場合、元本1800万円に対して2000万円以上がふえる試算です。元本がちょうど生涯非課税枠の1800万円にあたる点も、30歳代ならではの特徴です。

45歳から20年間積み立てた場合

  • 元本:1200万円
  • 年利3%:約1642万円
  • 年利5%:約2055万円

20年間でも、年利5%なら元本1200万円が2000万円台に届く試算です。30歳代と比べると期間が10年短くなるぶん、増える金額の伸びはゆるやかになります。それでも、20年という時間は複利を働かせるのに十分な長さだといえるでしょう。

55歳から10年間積み立てた場合

  • 元本:600万円
  • 年利3%:約699万円
  • 年利5%:約776万円

10年間の場合、増える金額は年利5%でも約176万円と、これまでの年代に比べて小さくなります。運用できる期間が短いほど、複利の効果は控えめになるためです。とはいえ、預貯金だけの場合と比べれば、非課税で運用できるメリットは残ります。50歳代から始める場合は、増やすことに加えて、使う時期を見据えた無理のない積立額を考えることが大切です。

3つの年代を並べると、同じ毎月5万円でも、始める年齢が早いほど将来の資産額に差がつくことがわかります。これは、運用期間が長いほど複利が大きく働くためです。一方で、ここでの年利はあくまで一定で運用できた場合の前提であり、実際の成績は市場によって上下します。金融庁などのシミュレーターでも、ご自身の条件で実際の数値を確かめてみるとよいでしょう。

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三石 由佳2級FP技能士株式会社モニクルリサーチ

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