ディスコ<6146>の2026年3月期通期の営業利益率は42.3%と、機械業種の中央値を大きく上回る。源流は1937年の砥石製造にあり、切る、削る、磨くの技術が今の収益構造に残っている。
この記事はここがポイント
- ディスコは砥石製造が源流。「切る・削る・磨く」技術と消耗品で、営業利益率42.3%の高収益
- 精密加工装置と消耗品の二層モデルが強み。消耗品が収益安定に貢献する仕組み
- 売上・利益は順調に成長。売上総利益率70.1%と、高い水準を維持する堅調な財務
半導体製造装置メーカー。ディスコ<6146>を一言で表すなら、たいていはそうなる。私自身、長らくその整理で済ませてきた。ところが会社の沿革をさかのぼると、出発点はまるで違う場所にある。工業用砥石だ。しかもその出自は、過去の話として片づけられていない。 ※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。
有価証券報告書の沿革には、1937年5月に「工業用砥石を製造、販売する目的で第一製砥所」を個人営業として創業した、と記されている。
会社の名は第一製砥所。読んで字のごとく、砥石を製…
出所:各種資料をもとに筆者作成1/1

オリックスなどの国内金融機関出身。日本株アナリストおよび財務アドバイザーとして決算分析や資金調達を主導。「日経CNBC」出演などメディアを通じた相場解説の実績も豊富。企業財務に精通し、現在はモニクルリサーチで金融ニュースの深掘り記事を発信。