神田 翔平
導入見送り中の「プラチナNISA」について耳にしたことはありますか?公的年金の現実と、毎月分配型投資信託の向き・不向きを厚生労働省などのデータをもとに整理し、その実態と課題を解説します。
この記事はここがポイント
- 厚生年金の平均は月15万289円、国民年金は月5万9310円。年金だけでは生活費が不足するケースも多い
- プラチナNISAは毎月分配型投信を非課税で受け取れる仕組みとして検討されたが、現時点で制度化は見送り中
- 毎月分配型は「増やす」より「使う」フェーズの人向け。資産形成を目的とするならインデックスファンドの方が効率的
「プラチナNISA」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
65歳以上のシニアを対象に、毎月分配型の投資信託を非課税で運用できる仕組みとして金融庁が検討を進めていた制度です。
現時点では具体的な法案化には至っておらず、開始時期は未定の状態が続いています。
では、なぜこの制度が注目されたのか。
その背景にある「公的年金の現実」と、毎月分配型投資信託の特徴、向いている人・向いていない人をあわせて整理します。
まず、公的年金の受給実態を確認しておきましょう。
2026年度の年金額例は以下のとおりです(前年度比…
2026年度の年金額の例
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三菱UFJ銀行・三井住友信託銀行で15年以上のキャリアを築き、自身も20年以上の投資経験を持つ。現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『LIMO』でお金に関する記事を企画・執筆・監修中。