中本 智恵
忘れてはいけない!年金から「天引き」されるお金
さらに注意が必要なのは、ここまで確認してきた平均年金額はあくまで「額面」であり、すべて手元に入るわけではないという点です。
年金は現役時代の給与と同様に、以下のような税金や社会保険料が天引きされる仕組みとなっています。
- 直接税(所得税、個人住民税)
- 社会保険料(国民健康保険料・後期高齢者医療保険料などの健康保険料、介護保険料)
住んでいる地域や年金額によって引かれる金額は異なりますが、たとえば65歳以上の無職夫婦世帯の平均では、収入に対しておよそ12〜13%程度が非消費支出として差し引かれるケースが一般的です。
「物価高」と「税・社会保険料の天引き」というダブルパンチを考慮すれば、年金だけで老後を過ごすことに不安を感じる方が多数派であるのもうなずけます。
早大卒。証券外務員二種・相続診断士。15年の書籍校閲で培ったファクトチェック力を武器に、一次資料に基づく「お金と暮らし」の分析記事を担当する編集記者。認知症介護経験をいかし、読者目線に立った情報発信も。
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