2026年度の公的年金額は、物価や賃金の上昇に合わせて、国民年金が前年度比で1.9%、厚生年金が2.0%の引き上げとなりました。
2026年度最新:4月分からの公的年金額は4連連続プラス改定
年金額の増加自体は喜ばしいことですが、日々の買い物で食料品や日用品の値上がりを目の当たりにし、「もらえる額が増えても、生活が楽になった気がしない」と実感しているシニア世代は多いのではないでしょうか。
筆者も最近、スーパーでの会計時に思わず目を疑い、自分の老後家計をシミュレーションしてしまった一人です。
果たして、今の年金収入だけで安心した老後を過ごすことは可能なのでしょうか。
本記事では、厚生労働省などの最新データをもとに、年金受給額の実態やシニア家計の現在地をひも解き、これから必要となる老後対策について考えていきます。
基礎知識:日本の年金制度は「2階建て」
日本の年金制度は図のような2階建ての構造となっています。
公的年金制度の「2階建て構造」
階部分は、日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員が加入する「国民年金(基礎年金)」です。
そして2階部分が、会社員や公務員などが上乗せして加入する「厚生年金」となります。
自営業の方や専業主婦(夫)など、厚生年金に加入した期間がない方は、原則として1階の国民年金のみを受け取ることになります。
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証券外務員二種・相続診断士・認知症介助士。厚生労働省等の一次資料分析や「お金と暮らし」に関する記事を執筆。15年超の校閲経験と自身の介護知見を活かした、正確で信頼性の高い発信に強み。早稲田大学卒。
PROFILE
【保有資格】 二種外務員資格(証券外務員二種)、相続診断士、認知症介助士、日本園芸協会認定ガーデンコーディネーター 【経歴】 早稲田大学第一文学部史学科卒。書籍校閲者として人文・社会系一般書籍や教育教材などの制作に15年以上従事。 現在は金融メディア『LIMO(リーモ)』にて編集・執筆を担当。総務省や厚生労働省などが公表する「一次データ」を読み解く分析記事を得意とする。長年の紙媒体で培った編集力と、自身の家族介護から得たリアルな知見を掛け合わせ、「お金とくらし」にまつわる情報を読者目線で丁寧に発信している。 趣味は俳句とガーデニング。「言葉と暮らしを丁寧に紡ぐこと」をライフワークとしている。