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「50代から新NISAはもう遅い?」元銀行員が運用シミュレーションをもとに解説。

銀行で積立投資のアドバイス経験のある筆者が家計別の商品選択のポイントも紹介

執筆者三石 由佳2級FP技能士
17:24

NISAでの商品選びのコツは「家計全体のライフプランニング」からの逆算

先ほどのシミュレーションを見ると「少しでも早く、多く増やさなきゃ」と焦るかもしれません。しかし、50代が無理な投資をするのは禁物です。

では、NISAでは一体どの商品を選び、いくら積み立てるのが正解なのでしょうか。結論から言うと、その答えはスマホのNISA画面だけを見ていても絶対に出ません。

一番大切なのは、手元の預金や住宅ローンなどの負債も含めた「家計全体の資産バランス(ライフプランニング)」から逆算することです。

NISAは、あくまで資産をつくるための「全体の一部」にすぎません。

「人気の投資信託を買ったから安心」ではなく、まずはご自身の家計全体のバランスシートを描き、今後のお金の動きを把握する。そこから逆算して初めて、NISAの本当の「安心できる使い方(商品の配分や適正な積立額)」が見えてくるのです。

元銀行員が現場でアドバイスしていた例を紹介

具体的には、手元資金の状況によって、以下のようにNISAの使い方は大きく変わります。

【手元の現金が十分にあるご家庭】

数年分の生活費などの蓄えがあるなら、NISAは全額「外貨建て投資信託」などの攻めの商品に設定するのも一つでしょう。万が一相場が暴落しても、手元の現金があるため慌てて売却する必要がなく、家計全体で見れば「現金と投資」のバランスは保たれています。

【現金が少ない・近々大きな出費があるご家庭】

「これから教育費のピークやローンの返済が重なる」というご家庭が、ハイリスクな商品に偏らせるのは避けたほうが良いでしょう。NISAはいつでも引き出せる分、相場暴落時に焦って売却してしまうこともあるでしょう。積立額を抑えたり、値動きの穏やかな資産を混ぜるなど、リスクを加味した選択を心がけましょう

投資をはじめる前に知っておきたい注意点

新NISAは非課税のメリットが大きい制度ですが、投資である以上、注意点もあります。値動きによっては、積み立てた額を一時的に下回る(元本割れ)こともあります。

とくに短い期間では、その影響を受けやすくなります。また、生涯の非課税枠には上限があるため、いつ・いくら使うかを計画しておくことも大切です。

日々の生活費とは別の、余裕資金で取り組むことが基本になります。

参考資料

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三石 由佳2級FP技能士株式会社モニクルリサーチ

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