高原 祥子
この記事はここがポイント
- 8月の新発地方債は、10年債3%台、5年債2.2%台の魅力的な利率に決定
- 個人向け国債も、変動10年1.87%、固定5年2.06%の適用利率
- 金利上昇局面での債券投資は、資産形成の強力な選択肢
5日、8月の新発地方債の第1陣が条件決定しました。
地方債の利率決定のカギとなる「上乗せスプレッド」は、10年債・5年債ともに7月と同じ水準で着地しました。
国債の金利ベースが上昇しているため、地方債の利率も10年物で3%台、5年物で2.2%台と、非常に魅力的な水準となっています。
【10年債】(上乗せスプレッド:国債カーブ+20.0bp)
- 川崎市:条件決定日 8/5(水)|発行日 8/17(月)|発行額 100億円|利率 3.017%|発行価格 100円
- 京都市:条件決定日 8/5(水)|発行日 8/25(火)|発行額 100億円|利率 3.042%|発行価格 100円
【5年債】(上乗せスプレッド:国債カーブ+15.0bp)
- 神奈川県:条件決定日 8/5(水)|発行日 8/17(月)|発行額 400億円|利率 2.214%|発行価格 100円
- 川崎市:条件決定日 8/5(水)|発行日 8/17(月)|発行額 50億円|利率 2.214%|発行価格 100円
- 大阪市:条件決定日 8/5(水)|発行日 8/18(火)|発行額 200億円|利率 2.234%|発行価格 100円
- 神戸市:条件決定日 8/5(水)|発行日 8/21(金)|発行額 300億円|利率 2.234%|発行価格 100円
※bp(ベーシスポイント):1bp = 0.01%です。+20.0bpは、国債の金利に0.2%上乗せされていることを意味します。
個人向けの販売の有無は、口座をお持ちの証券会社のホームページを必ず確認してください。
なお、個人向け国債も同日に条件決定しています。
【2026年8月募集】個人向け国債の利率一覧
- 変動10年(第197回): 適用利率 年1.87%(税引前) / 1.490%(税引後)
- 固定5年(第185回): 適用利率 年2.06%(税引前) / 1.641%(税引後)
- 固定3年(第195回): 適用利率 年1.71%(税引前) / 1.362%(税引後)
※募集期間:2026年8月6日〜8月31日
まとめ
金利が上昇傾向にある今、債券投資は「手堅く資産を守りながら増やす」ための強力な選択肢となります。
まずは王道の「個人向け国債」からスタートし、徐々に魅力的な利回りを提供する「地方債」や「社債」へも視野を広げてみてはいかがでしょうか。
参考
免責事項
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。
- 本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。
- 投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
- 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。
フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
