【家計の資産構成】半分近くが「現金・預金」日本全体の金融資産残高は2385兆円以上
では、日本の家計全体ではどれくらいのお金が蓄えられているのでしょうか。
家計の金融資産
日本銀行が2026年6月25日に発表した「2026年第1四半期の資金循環(速報)」のデータを見てみましょう。これによると、2026年3月末時点における日本の家計の金融資産残高は、2385兆6622億円(約2386兆円)という巨額な規模に達しています。
その具体的な内訳(構成比)は以下のようになっています。
- 現金・預金:1126兆4252億円(構成比:47.2%)
- 保険・年金・定型保証:584兆171億円(構成比:24.5%)
- 株式等:398兆4827億円(構成比:16.7%)
- 投資信託:165兆3505億円(構成比:6.9%)
- 債務証券:36兆2380億円(構成比:1.5%)
- その他:75兆円(構成比:3.2%)
このデータから一目でわかるように、家計金融資産の半分近く(47.2%)にあたる1126兆円超が「現金・預金」として保有されています。他国と比較しても、日本の家計は非常に現預金を重視する安全志向が強い傾向にあります。
この膨大な現預金の中には、もしかすると誰にも気づかれずに眠り続けている「休眠預金」も、一部含まれているのかもしれません。
まとめにかえて
これほど多くの現預金が家計に存在している一方で、昨今は物価の変動や低金利の継続など、お金を取り巻く環境も少しずつ変化しています。
すべての預金を無理に投資に回す必要はありませんが、しかし、「ご自身の財産が、今どこに、どのような状態で置かれているか」をしっかり把握しておくことはとても大切です。
まずは、身の回りにある通帳を整理し、長年使っていない口座がないか、登録住所が古いままになっていないか確認してみてはいかがでしょうか。眠っていたお金を整理することで、家計の「今」がクリアに見え、これからのライフプランや資産形成のヒントが自然と見つかるかもしれません。一歩一歩、ご自身のペースで、心地よいお金との付き合い方を探っていけるといいですね。
参考資料
元マネースクール講師、現役FP(CFP®・1級FP技能士)でJ-FLEC認定アドバイザー。保険から年金、資産運用まで幅広い知見を持ち、「お金の先生」としてLIMO&ファイナンス編集部にてわかりやすく信頼できる記事をお届けします。
