【2026年6月末】オルカンとS&P500の運用成績を徹底比較
続いて、2026年6月末時点での直近の騰落率を比較してみましょう。
騰落率の比較:直近1年間
- オルカン: +38.24%
- S&P500: +36.50%
騰落率の比較:直近6カ月
- オルカン: +13.94%
- S&P500: +12.30%
騰落率の比較:直近3カ月
- オルカン: +18.15%
- S&P500: +19.41%
騰落率の比較:直近1カ月
- オルカン: +0.74%
- S&P500: +0.31%
直近1年、6カ月、1カ月の期間ではオルカンが、直近3カ月の短期間ではS&P500が、それぞれわずかに相手を上回る結果となりました。
2026年3月には世界的に株式市場が調整しましたが、4月から6月にかけては急反発し、両ファンドともに基準価額が大きく回復しました。
中長期でオルカンがS&P500をわずかに上回った背景には、「為替変動」と「新興国株式市場の堅調さ」という2つの要因が考えられます。
為替市場では、ドル円相場がやや円高(ドル安)に振れる局面があったため、投資対象が米国株のみのS&P500に比べ、通貨が分散されているオルカンの方が円建てでの資産価値の減少を抑制できました。
加えて、オルカンが12.2%を投資している新興国株式が同期間に堅調に推移したことも、全体のパフォーマンス向上に寄与しました。
シミュレーション①:1年前に120万円を一括投資した場合の評価額
ここでは、もし1年前の2025年6月末に120万円を一括で投資していたら、現在の評価額がいくらになっているかをシミュレーションします。
オルカンに一括投資した場合
オルカン
1年前の2025年6月末の基準価額は2万7500円です。
この価格で120万円分購入した場合の口数は、約43万6364口となります(120万円 ÷ 2万7500円 × 1万口)。
- 購入口数(概算): 約43万6364口
- 現在の評価額(税引前): 約165万9000円
- 増加額(概算): 約+45万9000円
S&P500に一括投資した場合
S&P500
1年前の2025年6月末の基準価額は3万2527円です。
120万円分の購入口数は、約36万8927口です(120万円 ÷ 3万2527円 × 1万口)。
- 購入口数(概算): 約36万8927口
- 現在の評価額(税引前): 約163万8000円
- 増加額(概算): 約+43万8000円
この一括投資シミュレーションでは、両ファンドの評価額に大きな差は見られませんでした。どちらのファンドでも、120万円の投資が1年間で163万円以上に増えたことになります。
ただし、これはあくまで特定の時点での試算であり、実際に投資するタイミングや為替の状況によって結果は変動する点に注意が必要です。
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PROFILE
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。社内表彰歴多数。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。現在は、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、および専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて、企画・執筆・編集・監修を幅広く担当している。
金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、NISAや投資信託をはじめとするファイナンス領域を主軸に、その土台となる年金制度や社会保障、住宅ローン、相続まで横断的に分かりやすく解説。
