夏のボーナスシーズン。毎年この時期になると、「そろそろ資産運用を始めなければ」と重い腰を上げる方が増えます。
なかでも、「オルカン」や「S&P500」として知られる「eMAXIS Slim」シリーズは、NISAの人気銘柄として今や定番。三菱UFJアセットマネジメントは、同シリーズの合計純資産総額が2026年6月16日に30兆円を突破したと発表しました。
「人気があるなら、とりあえずどちらかに投資しておけばいい」と考える方もいるかもしれません。
ただ、大切な資産を投じるのであれば、その中身を把握した上で判断してほしいと思います。
私が銀行員として働いていた頃、投資信託の銘柄選びをお手伝いするときは、必ず「何のために・いつまでに・どれくらい増やしたいか」「どれくらいの損失まで受け入れられるか」という点を丁寧に確認してから銘柄を絞り込んでいきました。そして「この銘柄は、こんな国のこんな資産に投資しているんですよ」と掘り下げていくと、投資を始めた後も「〇〇で何かあったけど、私のファンドへの影響は大きくないよね」と自分ごとになって、長く続けてくれる方が多かったように思います。
この記事では、人気2強のオルカンとS&P500の中身と運用実績を比較しながら、これからNISAで積立投資を始めた場合のシミュレーションもご紹介します。
※本記事は特定の投資商品を推奨するものではありません。
関連タグ
三菱UFJ銀行・三井住友信託銀行で15年以上のキャリアを築き、自身も20年以上の投資経験を持つ。現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『LIMO』でお金に関する記事を企画・執筆・監修中。
PROFILE
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。社内表彰歴多数。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。現在は、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、および専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて、企画・執筆・編集・監修を幅広く担当している。
金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、NISAや投資信託をはじめとするファイナンス領域を主軸に、その土台となる年金制度や社会保障、住宅ローン、相続まで横断的に分かりやすく解説。