神田 翔平
統計データと「生活実感」のズレに焦る必要はない
今回の統計や調査報告には、長年にわたって資産を築いてきた高齢世帯が数多く含まれています。
そのため、現役世代の方々の中には、「中央値が1000万円を超えているといわれても、自分たちの状況とはかけ離れている」と生活実感とのズレに悩む方も少なくないはずです。
特に子育て中の世帯や、社会保険料の負担増に直面している働き盛りの世代にとっては、日々の家計をやりくりするだけで精一杯というケースも珍しくありません。
全体の数字と自分の家計を比べて過度に焦る必要はありません。物価上昇が続く厳しい環境にある今こそ、ご自身のライフステージに合わせて現在の家計の状況を客観的に見直す良い機会です。
数年先までの大きな支出を洗い出し、毎月コツコツ積み立てることで、まずは「貯める力」を高めていきましょう。
さらに支出を見直すだけでなく、副業を始めて収入源を増やしたり、新NISAを活用して積立投資に挑戦したりと、少しずつステップアップしていくことも一つの方法です。
まずは情報収集をしっかりと行い、「ねんきんネット」での年金見込額の確認や、金融機関が提供する投資シミュレーションなどを活用しながら、ご自身に合った無理のない資金計画を立てていきましょう。
※投資には元本割れのリスクがあります。実際に資産運用を始める際は、制度や商品のリスクを十分にご確認のうえ、ご自身の判断で行ってください。
参考資料
早大卒。証券外務員二種・相続診断士。15年の書籍校閲で培ったファクトチェック力を武器に、一次資料に基づく「お金と暮らし」の分析記事を担当する編集記者。認知症介護経験をいかし、読者目線に立った情報発信も。
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