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【遺族厚生年金の改正】一生涯が「5年」に? 元銀行員が教える《影響を受ける人・受けない人》と主な変更点
椿 慧理
ここでは金融庁の「つみたてシミュレーター」を使用し、40歳から65歳までの25年間、毎月5万円を積み立てた場合を試算します。
今回は預貯金は金利をほぼ0%と考え、積み立てた元本がそのまま残ると仮定します。積立投資は年利3%と年利6%で運用できた場合をみてみましょう。
同じ月5万円でも、運用するかどうかで結果は変わってきます。この差は運用と運用で得られた利益がさらに利益を生む、複利の効果もあります。
一方で、年利はあくまで一定で運用できた場合の前提であり、実際の成績は市場によって上下します。投資した額を下回る可能性もある点は、おさえておきたいところです。
積立投資は預貯金より大きく増える可能性がある一方、注意点もあります。
裏を返せば、預貯金と投資にはそれぞれの役割があるということです。生活を守るお金は預貯金で、当面使わない余裕資金は投資でと分けて考えると、無理なく続けやすくなるのではないでしょう。
また、新NISAは旧NISAに比べて自由度が高いからこそ、自分のリスク許容度を確認し、自分に合った運用を考えることが重要となります。
40歳代からであっても月5万円を25年続ければ、運用しだいで預貯金との差は数百万円から2000万円近くにもなり得るという試算になりました。もちろん、これは一定の前提に基づく数字です。預貯金と投資をどのような割合で組み合わせるかなども大切でしょう。まずは情報収集をおこなったり、家計に無理のない範囲でご自身に合うバランスを考えてみたりしてはいかがでしょうか。
野村證券株式会社出身。FP2級・証券外務員一種を保有。国内外株式、投資信託、債券、保険商品まで幅広い資産運用に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集長として記事も執筆。