執筆者宮野 茉莉子LIMO&ファイナンス編集部 副編集長
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「老後が不安な人」と「安心な人」の違いは?

同じくらいの年金や貯蓄でも、老後を「不安」に感じる人と「安心」に思える人がいます。その差は金額そのものより、お金との向き合い方にあらわれます。安心して過ごせている人に共通する主な3つのポイントをみていきましょう。

老後にいくら必要か、現在いくらあるかを把握しているか

老後が安心な人は、毎月の生活費と年金収入、そして手元の貯蓄をおおまかにでもつかんでいます。「毎月いくら足りないか」が見えていると、貯蓄をどのくらいのペースで使えるかも見通せます。逆に、漠然と「足りないかもしれない」と思っているだけだと、不安だけがふくらみがちです。

貯蓄を取り崩す計画があるか

現役時代は「貯める」ことが中心でしたが、年金生活では「上手に使う(取り崩す)」ことが大切になります。安心な人は、どの口座から・いつ・どのくらい使うか、おおまかな計画を持っています。生活費の補填用と、医療・介護などの備え用に分けておくと、取り崩しすぎを防ぎやすくなるでしょう。

変化に合わせて見直しているか

物価の上昇や健康状態、家族の状況、ライフスタイルなどは年月とともに変わります。安心な人は、こうした変化があったときに都度家計を見直しています。一度立てた計画を「決めっぱなし」にせず、年に一度でも収支を確認し、都度見直す習慣が安心につながるでしょう。

まとめにかえて

70歳代の貯蓄は、二人以上世帯で平均2416万円・中央値1178万円、単身世帯で平均1489万円・中央値500万円。世帯のかたちによって差があり、貯蓄ゼロ世帯もあれば2000万円以上という世帯もありました。年金が物価の伸びに追いつかないなかでは、貯蓄をどう活かすかがいっそう重要になります。

老後の安心は、貯蓄額の大きさだけで決まるものではありません。必要額を把握し、取り崩しの計画を持ち、変化に合わせて見直す―この3つを、できることから一歩ずつ進めたいですね。

参考資料

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宮野 茉莉子LIMO&ファイナンス編集部 副編集長

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