アシックス<7936>は2026年12月期上期に営業利益1,204億円、営業利益率22.5%を計上した。通期予想を1兆500億円へ引き上げた増益の源泉を、地域別セグメントと5期の粗利率から整理する。
この記事はここがポイント
- 粗利率改善と販管費率低下で利益率向上、2026年12月期上期営業利益率22.5%達成。
- 日本地域は営業利益率28.6%で高収益、北米も採算改善で利益を伸長。
- 棚卸資産回転日数は増加傾向で潜在的リスク、高ROE39.1%は資本構成も影響した評価。
スポーツ用品メーカーの決算は、景気の話よりも「今どのモデルが売れているか」で動く。ヒットが出れば数字は跳ね、飽きられれば止まる。だからアシックス<7936>のように利益率を階段状に切り上げてきた会社を見ると、ヒット商品の運の良さで説明したくなる。だが2026年12月期上期の中身を開くと、話はもう少し構造的だ。株価が上下に振れながらも水準を上げてきた背景を、決算と地域別の稼ぎ方から追ってみたい。 ※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。
起点となる2025年9月末の終値…
出所:各種資料をもとに筆者作成1/1
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アシックスが達成した営業利益率22.5%は、驚異的な数字です。この高収益の背景にある粗利率改善と販管費率低下の実態、そして地域別の貢献度を次のページで詳解。今後の成長性を見極めるための、知っておきたいポイントを紹介します。

オリックスなどの国内金融機関出身。日本株アナリストおよび財務アドバイザーとして決算分析や資金調達を主導。「日経CNBC」出演などメディアを通じた相場解説の実績も豊富。企業財務に精通し、現在はモニクルリサーチで金融ニュースの深掘り記事を発信。