TDK<6762>の2027年3月期1Qは売上収益+38.3%、営業利益+53.0%と大幅な増収増益。稼ぎ頭は二次電池のエナジー応用製品で、スマホ部品という一般的なイメージとは収益の重心が異なる。
この記事はここがポイント
- TDKの主軸は二次電池のエナジー応用製品で、スマホ部品中心というイメージと異なる事業構造。
- 2027年3月期1Qは売上38.3%、営業利益53.0%の大幅増収増益、円安とAIデータセンター向けが牽引。
- 株価は昨秋以降1,900円台から4,100円台へ急騰、事業の伸びと乖離する高いボラティリティ。
TDK<6762>と聞いて思い浮かべるのは、スマートフォンに載る小さな電子部品だろうか。たしかにコンデンサやセンサは同社の看板だ。ところが直近の売上を構成比で分けてみると、稼ぎの中心はもう別のところに移っている。株価も昨秋以降、大きく上下してきた。2027年3月期1Qの決算を手がかりに、収益の重心と株価の動きを重ねてみたい。 ※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。
直近の四半期決算から確認しよう。2027年3月期1Qの売上収益(IFRS)は前年同期比+38.3%の7…
出所:各種資料をもとに筆者作成1/1

オリックスなどの国内金融機関出身。日本株アナリストおよび財務アドバイザーとして決算分析や資金調達を主導。「日経CNBC」出演などメディアを通じた相場解説の実績も豊富。企業財務に精通し、現在はモニクルリサーチで金融ニュースの深掘り記事を発信。