住友ファーマ<4506>の2027年3月期1Qは売上収益+19.9%と増収だが、営業利益は▲10.8%と本業は減益。当期利益+51.7%は為替差益による面が大きい。パテントクリフからの回復と、昨秋以降…
この記事はここがポイント
- 2027年3月期1Qは増収も営業減益、為替差益で最終増益の決算。
- 株価は昨秋から約半減、見かけの増益決算と逆行する市場動向。
- 過去の巨額赤字から急回復後も、通期予想は営業減益を見込む状況。
増収増益、しかも最終利益は5割増。数字だけ見れば文句のない決算に映る。だが住友ファーマ<4506>の2027年3月期1Qは、そう単純ではない。本業の利益はむしろ減っており、最終利益を押し上げたのは為替という外の要因だった。株価はこの1年でほぼ半分になっている。決算の見栄えと株価の落差を手がかりに、中身を分けて読みたい。 ※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。
住友ファーマの株価は振れが大きい。2025年9月末は1,700円台だったが、11月末には2,700円台まで急…
出所:各種資料をもとに筆者作成1/1

オリックスなどの国内金融機関出身。日本株アナリストおよび財務アドバイザーとして決算分析や資金調達を主導。「日経CNBC」出演などメディアを通じた相場解説の実績も豊富。企業財務に精通し、現在はモニクルリサーチで金融ニュースの深掘り記事を発信。