お金が「貯まる人」と「貯まらない人」の3つの違い
収入が同じくらいでも、数年たつと貯蓄に差がつくことがあります。その分かれ目は、特別なテクニックではなく、毎日の小さな習慣にあるといわれます。これから貯めていくおひとりさまが意識したい3つのポイントを挙げてみましょう。
収支を「見える化」しているか
現役世代は、月によって収入も支出も変わりやすいもの。貯まる人は、自分がだいたい何にいくら使っているかをつかんでいます。ネット銀行の入出金履歴や家計簿アプリなど、続けやすい方法で構いません。おひとりさまは家計を自分ひとりで動かせるからこそ、お金の流れが見えていると、使いすぎにすぐ気づいて軌道修正できます。
「先取り」で貯める仕組みをつくっているか
「余ったら貯めよう」と考えていると、月末には手元に残っていない――そんな経験はないでしょうか。貯まる人は、収入が入ったらまず貯蓄分を先に分けてしまいます。勤務先の財形貯蓄や銀行の自動積立、つみたて投資の自動買付などを使えば、手間をかけずに「先取り」を続けられます。
貯める「目的」を決めているか
「いつか」「なんとなく」ではなく、貯まる人は目的と期限をはっきりさせています。「10年後の住み替え費用」「65歳までに老後資金を準備」など、ゴールが具体的だと、毎月いくら貯めればよいかも逆算しやすくなります。自分のペースで目標を立てられるのは、おひとりさまの強みでもあります。
なお、つみたて投資など投資をともなう方法には、元本割れのリスクがあります。金融商品や投資方法などによってリスクが異なるため、ご自身の家計や考え方、リスク許容度に合うものを無理のない範囲で検討したいところです。
まとめにかえて
おひとりさまの貯蓄は、年代が上がるほど増える傾向がある一方で、平均と中央値の差は大きく、「貯蓄ゼロ」も3割前後と、人によって幅の広い状況でした。大切なのは平均と比べて一喜一憂することではなく、続けられる習慣を持つことです。
収支を見える化し、先取りで仕組みをつくり、目的を決める。この3つは年代を問わず、今日から始められます。できることから自分のペースで取り入れたいですね。
参考資料
野村證券株式会社出身。FP2級・証券外務員一種を保有。国内外株式、投資信託、債券、保険商品まで幅広い資産運用に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集長として記事も執筆。
