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新NISAで元本900万円はどう化ける?「預貯金だけ」の15年後にどれほど差がつくのか

【月5万円×15年×利回り3%】積立継続×運用で生じるリアルな差額&老後に向けた資産防衛のヒント

執筆者熊谷 良子編集記者
05:06

目標2000万円! 30歳代と50歳代で毎月の積立額はどう変わる?

老後の生活費の不足分として、一つの目安とされるのが「2000万円」です。

これを新NISAの積立投資で準備する場合、開始年齢によって毎月の負担額には大きな差が生まれます。

仮に「年利3%」で運用できたとして、50歳から65歳までの15年間で2000万円を目指すケースを見てみましょう。

毎月の積立額と15年後の資産評価額の試算は以下のようになります。

【積立金額別:年利3%で15年間運用した場合の資産額】

【新NISA】積立金額別「想定利回り3%」積立投資シミュレーション結果

【新NISA】積立金額別「想定利回り3%」積立投資シミュレーション結果
出所:金融庁「つみたてシミュレーター」をもとにLIMO&ファイナンス編集部作成
  • 1万円:227万円
  • 3万円:680万9000円
  • 6万円:1361万8000円
  • 9万円:2042万8000円
  • 12万円:2723万7000円

この試算によると、50歳からでは「毎月9万円」を積み立ててようやく2000万円を突破します。

一般的な家庭にとって月9万円の負担は決して軽くないでしょう。

しかし、同じ年利3%の運用でも、30歳から65歳までの「35年間」の期間を確保できれば、毎月の積立額は「約2万7000円」で済みます。

長期間運用することで複利効果が働き、日々の負担を大幅に抑えながら着実にゴールへ近づくことができるのです。

50歳から「月5万円」でスタートした場合の現実と老後の考え方

では、50歳から無理のない範囲として「毎月5万円」を15年間(投資元本900万円)積み立てた場合はどうなるでしょうか。

比較のため、まずは預貯金のみで積み立てた場合(※計算をわかりやすくするため、利息はゼロと仮定)の金額もあわせて、運用成績(年利)による資産評価額の違いを見てみましょう。

【想定利回り別:月5万円を15年間積み立てた場合の資産額】

【新NISA】想定利回り別「月5万円」積立投資シミュレーション結果

【新NISA】想定利回り別「月5万円」積立投資シミュレーション結果
出所:金融庁「つみたてシミュレーター」をもとにLIMO&ファイナンス編集部作成
  • 預貯金(利息ゼロと仮定):900万円(投資元本のみ)
  • 年1%:970万6000円
  • 年2%:1048万6000円
  • 年3%:1134万9000円
  • 年4%:1230万5000円
  • 年5%:1336万4000円

仮に年利3%で運用できた場合、利息がつかない預貯金と比べると、同じ毎月5万円の積立でも15年後には「約234万円」もの差がつきます。

さらに運用が好調で年利5%を達成できれば、元本に400万円以上の利益が上乗せされ、1300万円を超える資産が築けます。

年1%でも約70万円のプラスとなり、総額は1000万円に迫ります。

もちろん、これだけでは目標の2000万円には届きません。

しかし、老後に向けて大きな金額が必要に思えるからといって、すべてを投資で準備する必要はありません。

老後の生活を支えるベースは「公的年金」であり、そこに「退職金」や「預貯金」が加わります。

「足りない分の一部を新NISAで補う」という組み合わせの考え方を持てば、プレッシャーを和らげることにも繋がります。

まずはご自身の家計を見直し、余裕資金の範囲内で活用を検討してみてはいかがでしょうか。

老後に向けて大きな金額が必要に思えるかもしれませんが、すべてを投資で準備しなくても大丈夫です。

生活の土台となる公的年金や預貯金と、新NISAを組み合わせるという考え方が大切です。

まずはご自身の家計を見直し、余裕資金の範囲内で活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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熊谷 良子編集記者株式会社モニクルリサーチ

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