投資信託で半導体ブームに乗れる?「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」の魅力と注意点を解説
FOTOGRIN/shutterstock.com
執筆者和田 直子編集者 株式会社モニクルリサーチ
05:22
投資信託で半導体ブームに乗れる?「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」の魅力と注意点を解説
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この記事はここがポイント

  • 野村世界半導体株投資は設定来+6,063.2%の高リターンを記録
  • 年率1.65%と高水準の信託報酬、直近リターンはベンチマークを下回る推移
  • 半導体セクター集中投資のため、激しい値動きのリスク

筆者が銀行員として店頭で資産運用の相談を受けていた頃、投資信託の銘柄選びで「これ!」と決め打ちされていないお客様には、丁寧なヒアリングを重ねて候補を絞り込んでいました。

窓口には、「テレビで中国の経済が良いと聞いた」「これからはリート(不動産投資信託)が上がるらしい」など、熱心に情報収集をして来られる方がたくさんいらっしゃいました。

世の中のトレンドを敏感にキャッチし、それを投資に活かしたいと考えるのは自然なことですよね。

そして今、多くの投資家から最も熱い視線を集めているテーマといえば、「半導体」ではないでしょうか。

「半導体ブームに乗ってみたいけれど、個別株はハードルが高い」という方々の間で注目を集めているのが「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」です。

この記事では、最新の月次レポートデータをもとに、このファンドの現状と、投資を検討する際に知っておきたい注意点をお伝えします。

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)の運用状況

2026年6月30日時点の最新データをもとに、ファンドの現状を確認しておきましょう。

  • 基準価額:357,847円(分配金控除後)
  • 純資産総額:1兆73億円
  • 設定来リターン:+6,063.2%(2009年8月27日設定)
  • 設定来累計分配金:51,625円(1万円の基準価額からスタートして累計でこの金額)

設定来+6,000%超というのは、2009年に1万円で買ったものが今や約35万円になっているイメージです。長期で保有してきた方にとっては、驚異的なリターンといえるでしょう。

直近の分配金推移

このファンドは年1回(6月)決算です。直近の分配金の推移を見ると、増額傾向が続いていることがわかります。

  • 2022年6月:2,650円
  • 2023年6月:4,350円
  • 2024年6月:9,000円
  • 2025年6月:8,000円
  • 2026年6月:18,000円

2026年6月の分配金は18,000円と、前年比で2倍以上に増額されました。

ただし、分配金の金額は運用成果によって毎年変動しますので、将来の分配金を保証するものではない点はご注意ください。

なぜ今、半導体がここまで注目されているのか

そもそも半導体がなぜこれほど注目されているのか、背景を整理しておきましょう。

一時的なブームではなく、構造的な需要の変化が起きているという点が重要です。

  • 生成AI・データセンターの爆発的普及:ChatGPTをはじめとするAI技術の急速な進化により、高性能な半導体(GPUなど)の需要が世界中で急増しています
  • あらゆる産業の「心臓」としての役割:スマートフォンやPCだけでなく、自動運転車・EV・スマート工場・ロボットなど、これからの成長産業には大量の半導体が欠かせません
  • 国家レベルでのバックアップ:日米欧の各国政府が半導体を「国家の安全保障に関わる重要物資」と位置づけ、自国での生産体制強化に巨額の補助金を投じています

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