【女性のライフコースと年金】共働き1254万世帯へ!それぞれの歩みに応じた年金受給額の目安をFPが解説
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【女性のライフコースと年金】共働き1254万世帯へ!それぞれの歩みに応じた年金受給額の目安をFPが解説

女性・厚生年金期間中心(20年以上)の年金概算額はいくら?

執筆者村岸 理美LIMO&ファイナンス編集部記者
18:30
【女性のライフコースと年金】共働き1254万世帯へ!それぞれの歩みに応じた年金受給額の目安をFPが解説
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この記事はここがポイント

  • 女性のライフコース別年金額は令和8年度月約6.1万~13.4万円の見込み。
  • 共働き世帯1254万、専業主婦世帯358万に変化、働き方も多様化の現状。
  • 「ねんきん定期便」等で年金額確認し、NISA・iDeCoで無理ない準備を検討。

筆者はファイナンシャルプランナー(FP)ですが、家計のご相談をお受けする中で、女性のお客様から「私の働き方だと、将来もらえる年金はどれくらいになるのか」といったお声をよく耳にします。

子育てや介護、ご家族のサポートなど、女性のライフスタイルは本当に人それぞれです。ご家庭をしっかりと守る役割を選ばれる方もいれば、ご自身のペースで外でお仕事を続ける方もいらっしゃいますね。どのような道を選んでも、ご自身が将来受け取れる年金の目安を知ることは、これからの人生を安心とともに描くための第一歩になります。今回は、最新の公的データをもとに、多様化する働き方と年金の現状について解説します。

【女性のライフコースと年金】それぞれの歩みに応じた年金受給額の目安

ご自身のこれまでの歩みや、これからの選択によって、将来の年金額がどのように変わっていくのか。厚生労働省の「多様なライフコースに応じた年金額(概算)」から、いくつかのケースにおける支給額(令和8年度)の目安を見てみましょう。

【多様なライフコースに応じた年金額(概算)】

【多様なライフコースに応じた年金額(概算)】

【多様なライフコースに応じた年金額(概算)】
出所:厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」

ケース①:女性・厚生年金期間中心(20年以上)

  • 年金月額(見通し)
  • 令和7年度:13万2117円
  • 令和8年度:13万4640円(前年度比 +2523円)
  • 経歴の前提条件
  • 平均厚生年金期間:33.4年
  • 平均収入:35.6万円(※賞与含む月額換算。年収換算で約427万円)
  • 令和8年度の内訳
  • 基礎年金:7万1881円 / 厚生年金:6万2759円

会社員などとして長くお仕事を続けられた場合の一つの目安となります。こちらのケースでは、月額約13万4000円が見込まれています。

ケース②:女性・国民年金(第1号被保険者)期間中心(20年以上)

  • 年金月額:令和7年度:6万636円 → 令和8年度:6万1771円
  • 経歴の前提条件:平均厚生年金期間:6.5年 / 平均収入:25.1万円
  • 内訳(令和8年度):基礎年金 5万3119円 / 厚生年金 8652円

ケース③:女性・国民年金(第3号被保険者期間)中心(20年以上)

  • 年金月額:令和7年度:7万6810円 → 令和8年度:7万8249円
  • 経歴の前提条件:平均厚生年金期間:6.7年 / 平均収入:26.3万円
  • 内訳(令和8年度):基礎年金 6万9016円 / 厚生年金 9234円

専業主婦としてご家庭を支えられている期間(第3号被保険者)が長い場合などは、ケース③のように基礎年金がベースとなります。どのケースも今回の改定で増額傾向にありますが、ご自身の現在の状況と照らし合わせながら、「将来の暮らしにあとどれくらいプラスの準備があると安心か」を想像するヒントにしていただければと思います。

【共働き1254万世帯へ】変化する家族のカタチ:多様化するご家庭ごとの選択

ご家庭のあり方や働き方の選択肢も、時代とともに少しずつ変化してきているようです。内閣府の「男女共同参画白書 令和8年版」のデータから、現在の世帯の状況を客観的に見てみましょう。

① ご家庭ごとの働き方の選択 令和7年の世帯数の内訳は以下のようになっています。

共働き世帯と専業主婦世帯

共働き世帯と専業主婦世帯
出所:内閣府男女共同参画局「男女共同参画白書 令和8年版」

  • 雇用者の共働き世帯数: 1254万世帯
  • 専業主婦世帯数: 358万世帯

社会の変化に伴い、お二人でお仕事を持たれるご家庭が増えてきている傾向が見られます。一方で、358万世帯の方々が専業主婦としてご家庭の基盤を支える大切な役割を担われており、それぞれの事情や価値観に合わせた選択がなされていることがわかります。

② 妻の働き方も多様に また、共働き世帯のなかでも、働き方は様々です。

  • パートタイム労働(週35時間未満): 712万世帯
  • フルタイム労働(週35時間以上): 542万世帯

家事や育児とのバランスを取りやすいパートタイムを選ばれる方、フルタイムでお仕事をされる方など、それぞれの暮らしのペースに合わせた多様な働き方が選ばれているようです。

ご自身とご家族に合ったペースで、未来への準備を

データを通してみると、働く時間やご家庭での役割など、それぞれのライフスタイルが尊重される多様な時代になっていることが感じられますね。どの生き方が正解ということではなく、大切なのは「ご自身の今の選択が、将来の暮らしにどうつながっていくのか」をふんわりとでも知っておくことです。

【FPのワンポイントアドバイス】

「将来のお金のこと」と考えると少し構えてしまうかもしれませんが、まずはご自身の誕生月に届く「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」をそっと開いてみることから始めてみませんか? そこに書かれている金額を眺めながら、「お茶飲み友達とランチに行く余裕があるといいな」「夫婦でたまには旅行に行きたいな」など、ご自身が心地よいと感じる老後を少しだけイメージしてみてください。

もし「少しゆとりが欲しいかも」と感じたら、家計の無理のない範囲で、NISAやiDeCoなどを活用した少額からの準備を検討してみるのも一つの方法です。誰かと比べるのではなく、ご自身やご家族にとって心地よいペースで、少しずつ未来の安心を育てていきましょう。

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村岸 理美LIMO&ファイナンス編集部記者株式会社モニクルリサーチ

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