パーソナルファイナンスニュース

【年金のみで生活するシニア】は何%いるのか?前回の調査結果と比較《多様なライフコースに応じた年金額の概算》も解説

65歳以上のリタイア世帯「月の生活費」は平均いくら?夫婦世帯・単身世帯

執筆者木村 悦朗ファイナンシャルアドバイザー/一種外務員資格/FP2級
20:30

2026年度の年金額は前年度比「国民年金1.9%・厚生年金2.0%」増額改定

2026年度の年金額の例

2026年度の年金額の例
出所:厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」

2026年度の年金額は前年度比、国民年金(基礎年金)1.9%、厚生年金(報酬比例部分)2.0%の引き上げとなりました。

改定後の年金額は、6月の支給分からすでに反映されています。

なお、次回の年金支給日は8月14日(金)です。6月分と7月分の年金が支給されます。

2026年度の国民年金と厚生年金の年金額例

  • 国民年金(老齢基礎年金(満額):1人分):7万608円(+1300円)
  • 厚生年金(夫婦2人分):23万7279円(+4495円)

※昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月額7万408円(対前年度比+1300円) ※厚生年金は「男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)」で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準

厚生労働省は、現役時代の年金加入状況や年収ごとの年金額例として「多様なライフコースに応じた年金額の概算」を公表しています。

「2026年度に65歳になる人」の年金額の概算を、公的年金加入履歴の類型・男女別に「5パターン」みていきましょう。

多様なライフコースに応じた年金額の概算

多様なライフコースに応じた年金額の概算
出所:厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」

パターン①:男性・厚生年金期間中心の人

年金月額:17万6793円

  • 平均厚生年金期間:39.8年
  • 平均収入:50万9000円※賞与含む月額換算。以下同じ。
  • 基礎年金:6万9951円
  • 厚生年金:10万6842円

パターン②:男性・国民年金(第1号被保険者)期間中心の人

年金月額:6万3513円

  • 平均厚生年金期間:7.6年
  • 平均収入:36万4000円
  • 基礎年金:4万8896円
  • 厚生年金:1万4617円

パターン③:女性・厚生年金期間中心の人

年金月額:13万4640円

  • 平均厚生年金期間:33.4年
  • 平均収入:35万6000円
  • 基礎年金:7万1881円
  • 厚生年金:6万2759円

パターン④:女性・国民年金(第1号被保険者)期間中心の人

年金月額:6万1771円

  • 平均厚生年金期間:6.5年
  • 平均収入:25万1000円
  • 基礎年金:5万3119円
  • 厚生年金:8652円

パターン⑤:女性・国民年金(第3号被保険者)期間中心の人

年金月額:7万8249円

  • 平均厚生年金期間:6.7年
  • 平均収入:26万3000円
  • 基礎年金:6万9016円
  • 厚生年金:9234円

上記はあくまでも年金額の例となっていますが、厚生年金の加入期間が長く、収入が高い人ほど、老後に受け取る年金額が多くなる傾向にあります。

また、国民年金と厚生年金のどちらを中心に加入していたのかが、年金水準に大きな影響を与えるため、ご自身の加入状況を把握しておくことも大切です。

では、実際の額面での「平均年金月額」はいくらなのでしょうか。

厚生年金・国民年金「平均月額の額面」はいくら?

厚生年金+国民年金《平均月額の男女差・個人差》

厚生年金と国民年金を合わせた平均年金月額は、全体では15万289円でした。男女別は下記のとおりです。

  • 〈男性〉平均年金月額:16万9967円
  • 〈女性〉平均年金月額:11万1413円

国民年金《平均月額の男女差・個人差》

国民年金の平均年金月額は、全体では5万9310円でした。男女別は下記のとおりです。

  • 〈男性〉平均年金月額:6万1595円
  • 〈女性〉平均年金月額:5万7582円

関連タグ

木村 悦朗ファイナンシャルアドバイザー/一種外務員資格/FP2級

PROFILE