この記事はここがポイント
- クレディセゾン個人向け5年債第121回は利率2.448%と、前回債2.043%を0.405%上回る
- 金利上昇局面の債券投資では、満期保有で高い利回りを享受できるメリットが
- 債券は満期保有で元本回復だが、社債等は途中換金時、元本割れリスクがあります
17日、クレディセゾンの個人投資家向け5年債(第121回無担保社債)の利率が2.448%に決まりました。
2.200~2.800%(税引前)の仮条件のやや下方寄りに着地しました。
国内金利の上昇圧力が強まるなか、にわかに注目を集めている「債券投資」。
これまでの「金利のない世界」から状況が大きく変化するなか、預貯金プラスアルファの確実性を求める個人投資家の間で、資産運用の新たな選択肢として関心が高まっています。
そこで今回は、新たに登場した「クレディセゾン債」に焦点を当てます。今年1月に発行された同条件(5年物)の前回債と今回の条件を比較しながら、発行条件を見極めるためのポイントを分かりやすく解説していきます。
クレディセゾン「第121回無担保社債」の発行要項
クレディセゾン債の発行要項を確認します。
主な条件は以下の通りです。
- 社債の名称: 株式会社クレディセゾン第121回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
- 発行総額: 100億円
- 年限: 5年
- 利率(年率):2.448%※
- 利払日: 毎年1月31日、7月31日
- 償還日: 2031年7月31日
- 条件決定日: 2026年7月17日
- 申込期間: 2026年7月21日~30日
- 払込期日: 2026年7月31日
- 最低投資金額: 10万円以上10万円単位
- 格付: A+(R&I) / AA-(JCR)
- 引受会社: 三菱UFJモルガン・スタンレー証券/東海東京証券/ SBI証券/ SMBC日興証券/ FFG証券/大和証券/野村証券/みずほ証券/静銀ティーエム証券/岡三証券/ちばぎん証券
※利息には20.315%の税金がかかります
同じ5年債では、今年1月30日に発行した第116回債(150億円)が2.043%(税引前)でした。
新発債の2.448%はこれを0.405%上回りました。
5年物の金利の推移に注目すると、1月下旬に1.6%台半ば~後半だったものが、足元は1.9%台半ば近辺にシフトしています。
直近に先行した銘柄との比較では、セクターは異なりますが、SBIホールディングス5年債(A-:R&I、発行額1,700億円)が15日に2.689%でローンチしています。
R&Iで2ノッチ上のクレディセゾン債は、これを0.241%下回ります。
クレディセゾンの個人向け5年債 発行要項
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フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
PROFILE
立教大学卒業後、海外専門の旅行会社に就職し、その後旅行業界専門誌の記者に転身。企業決算の記事などを手掛けるうちに金融マーケットに興味を持つようになり、株式や債券の発行市場をカバーする金融専門誌の記者に転職。債券市場の動向や市況について、10年以上にわたって数多くの記事を機関投資家に向けて日経QUICKやブルームバーグ等へ執筆した。その後、株式会社フィスコでアナリストが執筆する企業調査レポートの編集を手掛けるとともに、決算などIR情報の発信業務に携わる。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』のLIMO編集部に所属し、LIMOでも記事を執筆している。
