【遺族基礎年金84.7万円へ増額】元生保職員が解説「5年間の有期給付へ変わる?」遺族厚生年金の新制度《影響を受ける人・受けない人》の違い
Vera Larina/shutterstock.com
パーソナルファイナンスニュース

【遺族基礎年金84.7万円へ増額】元生保職員が解説「5年間の有期給付へ変わる?」遺族厚生年金の新制度《影響を受ける人・受けない人》の違い

遺族年金生活者支援給付金とは?2026年度は年額約6万7000円が上乗せされる可能性

執筆者菅原 美優ファイナンシャルアドバイザー/一種外務員資格/相続診断士
監修者村岸 理美LIMO&ファイナンス編集部記者
18:30
【遺族基礎年金84.7万円へ増額】元生保職員が解説「5年間の有期給付へ変わる?」遺族厚生年金の新制度《影響を受ける人・受けない人》の違い
Vera Larina/shutterstock.com

この記事はここがポイント

  • 遺族厚生年金は2028年度から原則5年間の有期給付へ移行、有期給付加算で約1.3倍に増額見込み。
  • 遺族基礎年金は2026年度に約84万7300円へ増額、遺族厚生年金も2.0%引き上げ。
  • 制度変更は、お子さんのいない40歳未満の妻や60歳未満の夫など新規受給権者に影響。

7月も中旬を迎え、日差しが日に日に強くなってきました。

元生命保険会社職員である筆者は、現役時代、公的な遺族年金をベースに生活費との兼ね合いから必要保障額を試算し、最適な死亡保障をご案内していました。それほど遺族年金は、万が一の生活を支える「備えの柱」となる重要な制度です。

実は、この公的年金制度も社会の変化に合わせて見直されており、2026年度は遺族年金の金額が引き上げられています。

この記事では、最新の年金額に加え、2028年度から始まる遺族厚生年金の大きな制度変更について、ご自身の世帯にどう影響するのかを分かりやすく解説します。

2026年度の遺族基礎年金はどう変わる?年額約84万7000円への増額内容を解説

遺族基礎年金額(2026年度4月分から)

遺族基礎年金額(2026年度4月分から)
出所:日本年金機構「遺族基礎年金(受給要件・対象者・年金額)」

2026年度の改定により、18歳の年度末までのお子さんがいる配偶者などを対象とする「遺族基礎年金」の額が見直されました。

  • 2026年度:84万7300円+子の加算額
  • 年間の増額分:約1万5600円

ただし、昭和31年4月1日以前に生まれた方の年金額は84万4900円です。

また、会社員や公務員であった方が対象の「遺族厚生年金(報酬比例部分)」についても、改定率にもとづき2.0%引き上げられます。

モデルケースで確認:配偶者と子ども2人世帯の受給額はいくら?

遺族基礎年金は、お子さんの人数によって加算額が上乗せされる仕組みになっています。

例えば「配偶者と子ども2人」の世帯をみてみると、基本年金額に第1子・第2子の加算額(それぞれ年額24万3800円)がプラスされます。

この結果、年間の支給額は合計で約133万4900円となり、家計における教育費や生活費の大きな支えになるでしょう。

Google で優先するソースとして追加

関連タグ

菅原 美優ファイナンシャルアドバイザー/一種外務員資格/相続診断士

PROFILE

村岸 理美LIMO&ファイナンス編集部記者

PROFILE