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老齢年金「ひと月15万円」実際の手取りは?天引きされる「税金・保険料」4種類

年金の「額面」を信じるべからず。手取り額の目安と、シニア家計を揺るがす“老後の隠れ出費”のリアル

執筆者熊谷 良子編集記者
18:06

赤字だけじゃない!家計を揺るがす“老後の隠れ出費”とは

筆者は認知症介護と看取りを経験していますが、老後の家計を揺るがす最大の要因は「想定外の大きな出費」です。

日々の生活費の赤字に加えて、介護や終活にはまとまったお金が必要になるケースが少なくありません。

LIFULL介護が2026年6月に発表した試算によれば、要介護状態で在宅介護を1年経た後、有料老人ホームに5年入居した場合、必要な金額は一人あたり「約2300万円」にのぼるとされています。

さらに、株式会社Speeeの「ケアスル 介護」が2026年5月に発表した調査結果では、物価高騰の影響により、現在介護施設に入居している家族の「4人に1人以上」が、入居時よりも月額費用が高くなったと回答しています。

年金収入は大きく増えない中で、施設の利用料が月々1万円でも値上がりすれば、長期的には家計にとって非常に重い負担としてのしかかってきます。

また、お墓の問題を始めとする「終活」も決して他人事ではありません。

近年は子どもに負担を残さないために「墓じまい」や「改葬」を検討する人が増えていますが、いざ実行しようとすると数十万円から百万円単位の費用がかかることも珍しくなく、こうしたまとまった出費が家計への大きな懸念材料となっています。

このように、シニア世代の家計は日々の生活費だけでなく、介護費用の高騰や終活系のこまごまとした「見えにくい支出」とも向き合う必要があります。

だからこそ、表面的な年金の「額面」に安心するのではなく、差し引かれる税金や保険料を考慮した「手取り」を把握し、そこからいかにやりくりしていくかを早い段階で考えておくことが求められるのです。

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