老齢年金「ひと月15万円」実際の手取りは?天引きされる「税金・保険料」4種類
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老齢年金「ひと月15万円」実際の手取りは?天引きされる「税金・保険料」4種類

年金の「額面」を信じるべからず。手取り額の目安と、シニア家計を揺るがす“老後の隠れ出費”のリアル

執筆者熊谷 良子編集記者
18:06
老齢年金「ひと月15万円」実際の手取りは?天引きされる「税金・保険料」4種類
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半年に一度、家計簿を見直すシーズンでもある7月。 夏のボーナスや上期の収支を整理しながら、「そういえば老後の年金って、税金や保険料でいくら引かれるんだっけ」「額面に対して手取りはどのくらいになるのだろう」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

今年度の年金額は前年度から国民年金(基礎年金)が+1.9%、厚生年金(報酬比例部分)が+2.0%の増額改定となりました。額面が増えるのは嬉しいニュースですが、実際にはここから税金や社会保険料が天引きされるため、手元に残る金額を正しく把握しておくことが大切です。

筆者は金融メディアの編集記者として、一次資料に基づく金融・経済データと向き合っています。また、実生活において家族の介護を通じて直面したリアルなお金の問題から、老後の安心は「手取りベースでの正確な家計把握」から始まると痛感しています。

今回はその視点から、公的年金から天引きされる「税金2つ+社会保険料2つ」の合計4項目について、対象やタイミングを優しく詳しく解説します。

さらに、最新の統計データから読み解く「シニア世帯のリアルな家計収支」に加え、「介護や終活にまつわる想定外の出費」についても触れていきます。

年金の基本、国民年金と厚生年金は「2階建て構造」

公的年金は、基礎部分となる「国民年金」と、上乗せ部分にあたる「厚生年金」から成り立つ2階建て構造です。

日本の年金制度は2階建て

日本の年金制度は2階建て
出所:日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」等を参考にLIMO&ファイナンス編集部作成

年金は現役世代の給与と同じく「所得」扱いです。額面から一定の税金・社会保険料が引かれ、その残りが実際に振り込まれるという構造になっています。 

2026年度の年金額はすべて「額面」表示

公的年金の支給日は「偶数月の15日(※)」で、2026年度の改定額が反映されたのは6月15日支給分(4月・5月分)からでした。

次回の支給日は8月14日(金)です。

令和8年度の年金額の例

令和8年度の年金額の例
出所:日本年金機構「令和8年分からの年金額等について」
  • 国民年金(老齢基礎年金):7万608円(1人分)
  • 厚生年金:23万7279円(夫婦2人分)

※15日が土日祝日の場合、直前の平日に前倒しされます。

これらは「額面」です。ここから、税金と社会保険料が天引きされます。 

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