【年金の手取り額だけで暮らせる?】データが示すシニア家計のリアル
額面と手取りの違いを把握したところで、実際に現在のシニア世代がどのような家計運営を行っているのか、最新の統計データから等身大の姿を紐解いてみましょう。
無職シニア世帯は毎月「約3万〜4万円」の赤字
総務省が公表した「家計調査報告 家計収支編(2025年)」によると、シニア世帯のリアルな収支バランスは以下のようになっています。
【家計収支】65歳以上の夫婦のみの無職世帯
65歳以上の夫婦のみの無職世帯
65歳以上の夫婦のみの無職世帯のモデルケースを見ると、月間の実収入は平均25万4395円(うち社会保障給付が22万8614円)。
これに対し、税金や保険料などを差し引いた可処分所得(手取り)は約22万1544円です。一方で、食費や光熱費などの消費支出は約26万3979円にのぼり、毎月約4万2434円の赤字が生じています。
【家計収支】65歳以上の単身無職世帯
65歳以上の単身無職世帯
65歳以上の単身無職世帯のモデルケースを見ると、月間の実収入は平均13万1456円で、税金や保険料を引いた手取りは約11万8465円です。
対して消費支出は14万8445円となり、こちらも毎月約2万9980円の赤字です。
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早大卒。証券外務員二種・相続診断士。15年の書籍校閲で培ったファクトチェック力を武器に、一次資料に基づく「お金と暮らし」の分析記事を担当する編集記者。認知症介護経験をいかし、読者目線に立った情報発信も。
PROFILE
【保有資格】 二種外務員資格(証券外務員二種)、相続診断士、認知症介助士、終活ガイド1級
【経歴】 早稲田大学第一文学部卒業。
二種外務員資格(証券外務員二種)を保有し、15年以上にわたる書籍校閲で培った「ファクトチェック力」を武器に、現在は株式会社モニクルリサーチLIMO編集部に所属、くらしとお金の経済メディア『LIMO』にてパーソナルファイナンス系記事の編集・執筆を担当。
厚生年金保険・国民年金、貯蓄、家計管理など暮らしに不可欠なテーマについて、厚生労働省・日本年金機構・総務省などの一次データをもとに読み解く分析記事を得意とする。
プライベートでは認知症の家族介護に直面し、ビジネスケアラーとして仕事と家庭の両立に葛藤した経験を持つ。大手人材派遣会社の採用管理部門での就業経験もあり、仕事と実生活を通じて「就業と将来設計の密接な関係」を痛感している。
長年の紙媒体で培った編集力に、一人の生活者としてのリアルな実体験を掛け合わせ、読者目線に立った信頼性の高い情報を発信。執筆記事はYahoo!ニュース「経済ランキング」で多数の1位を獲得している。
