熟年離婚後の年金額を試算する
厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」の男女別データをもとに、熟年離婚後の年金額のイメージを見ていきましょう。
厚生年金:年金月額階級別の受給権者数
- 厚生年金〈男性〉平均月額:16万9967円
- 厚生年金〈女性〉平均月額:11万1413円
- 国民年金〈男性〉平均月額:6万1595円
- 国民年金〈女性〉平均月額:5万7582円
典型的な「片働きモデル世帯(夫は厚生年金、妻は国民年金のみ)」で熟年離婚した場合、年金分割を最大限(合意で50%)行うと、妻はおおむね月8〜9万円台、夫は月13万円台前後になるイメージです(ざっくり試算)。
分割前と比べて夫は約4〜5万円減、妻は3〜4万円プラス。妻が一方的に多く受け取れるようになる」というわけではなく、あくまで婚姻期間中に夫婦で築き上げた共有財産(年金記録)を公平に分け合う、というイメージに近いのが実態です。
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日本生命出身で生命保険・損害保険の実務に長年従事。CFP®・FP1級を保有。現在はLIMO編集部にて官公庁の一次情報を基にした信頼性の高い記事を執筆・監修。J-FLEC認定アドバイザーとしても活動。
PROFILE
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
