【夫婦の借入】ペアローンと収入合算の仕組み。注意点は?
夫婦で住宅ローンを組む方法には、大きく分けて「ペアローン」と「収入合算」の2種類があり、両者の最大の違いは「ローン契約の数」とそれに伴う「団体信用生命保険(団信)の保障範囲」です。
夫婦でローンを組む方法は大きく分けて2つ
ペアローン
ペアローンは夫婦それぞれが個別にローンを組む(契約が2つになる)ため、夫は固定金利、妻は変動金利といったように、金利タイプや返済期間を別々に選べる自由度があります。
また、万が一どちらかが死亡した場合、亡くなった方のローン残高が団信により免除されます。夫婦それぞれが安定した収入を持ち、リスクを分散させたい方に向いています。
収入合算
一方の収入合算は、契約自体は1つで借入額を増やす方法です。
手続きはペアローンよりシンプルになることが多い反面、主債務者ではない側(連帯債務者や連帯保証人)に万が一のことがあった場合、団信による返済免除が受けられないケースが多い点には注意が必要です。
どちらの方法も「希望の物件に手が届きやすくなる」という共通のメリットがありますが、共働きを前提としているため、将来的な収入の減少や、予期せぬライフスタイルの変化があった際に、返済の負担が重くなる可能性があります。
利用する際は無理のない借入額に抑えつつ、団信でカバーしきれないリスクについては民間の生命保険や貯蓄でしっかりと備えておくことが大切です。
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日本生命出身で生命保険・損害保険の実務に長年従事。CFP®・FP1級を保有。現在はLIMO編集部にて官公庁の一次情報を基にした信頼性の高い記事を執筆・監修。J-FLEC認定アドバイザーとしても活動。
PROFILE
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
