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【老後資金】65歳以上で「貯蓄4000万円超」は2割!最新データで見えた年金生活のリアルと”想定外”の介護費用
熊谷 良子
実際に、シニア世代の方々は年金での生活をどのように感じているのでしょうか。
J-FLEC(金融経済教育推進機構)が公表した「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」のデータを紐解くと、シニア層の厳しい現実が見えてきます。
調査結果によると、「年金収入で特に不自由なく生活できる」と答えたのは、二人以上世帯・単身世帯ともにすべての年代で約1割にとどまりました。
多くのシニアが日々のやりくりに苦心しており、中でも60歳代の単身世帯では「年金だけでは日常生活費をまかなうのが困難」と回答した割合が50.7%と半数を超えています。
さらに、年金生活でゆとりを持てない理由として、すべての世帯・年代で最も多かったのが「物価上昇等(51.0%〜57.9%)」でした。
その次に「医療費の個人負担増」や「年金支給額の切り下げ」といった理由が挙げられており、年金で暮らす人々の家計が直接的に圧迫されていることがわかります。
年金収入のみでゆとりのある生活を送ることは簡単ではなく、老後の安心感は、現役時代にどれだけの「貯蓄」を用意できたかによって大きく変わってくるといえるでしょう。
早大卒。証券外務員二種・相続診断士。15年の書籍校閲で培ったファクトチェック力を武器に、一次資料に基づく「お金と暮らし」の分析記事を担当する編集記者。認知症介護経験をいかし、読者目線に立った情報発信も。