国税庁が公表した「令和6年分民間給与実態統計調査」によると、日本の給与所得者全体の平均給与は477万5000円です。
しかし、この数値を男女別で詳しく見ると、男性が586万7000円であるのに対し、女性は333万2000円と大きな開きがあるのが実情です。
筆者は元証券会社のファイナンシャルアドバイザーで、多くのお客様のライフプランに寄り添った資産運用をご提案してまいりました。
そのなかで、お客様からご自身の収入や将来のキャリアについてご相談を伺う機会もありました。
年齢と共に変化するライフスタイルに合った「資金計画を立てること」を意識している富裕層が多かった印象です。
では、一つの目標となりうる「年収600万円」というラインは、実際にどのくらいの人が達成できているのでしょうか。
この記事では、国税庁の最新の統計データをもとに、年収600万円をめぐるリアルな実態を詳しく解説していきます。
また、平均給与が高い業界・低い業界や、資本金2000万円未満・10億円以上の会社の「平均給与」はどれくらい違うのかも見ていきますので、キャリアプランや資産形成について考える際の参考にご覧ください。
平均給与の推移(1年を通じて勤務した給与所得者)
年収600万円を超えるのは少数派?最新データで見る給与階級別の割合
給与階級別分布グラフ(全体・男女別)
給与階級別の分布を確認すると、年収600万円を超えている女性の割合は、わずか9.7%にとどまることが明らかになりました。
この割合は、男女合計の全体数値である24.9%と比べても、著しく低い水準です。
さらに、男性だけで見るとその割合は36.2%にのぼり、同じ年収ラインでも男女間で大きな差があることがわかります。
これらのデータから、年収600万円という水準が、女性にとっては今なお非常に高い壁であることがうかがえます。
では、女性の給与は年齢によってどのように変化する傾向にあるのでしょうか。
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SMBC日興証券(旧日興コーディアル証券)出身。証券外務員一種保有。富裕層や法人に向けた資産運用コンサルティングに従事。現在は「LIMO」編集部で金融ライターとして記事の企画・執筆・監修をしている。
PROFILE
一種外務員資格(証券外務員一種)保有。2005年にSMBC日興証券(旧日興コーディアル証券)へ入社し、富裕層や法人に向けた資産運用コンサルティングに従事。現在は、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」編集部にて、これまでの実務経験を活かし、官公庁の公的データなどに基づいた信頼性の高い金融記事を執筆。新NISAやiDeCoを活用した資産形成、公的年金(厚生年金・国民年金)の仕組み、社会保障制度などをテーマに、読者のライフプランに寄り添う実践的なマネー情報の企画・執筆・監修を行う。