東証プライムに上場するその他製品銘柄の任天堂<7974>について、2026年4月6日から2026年7月6日まで保有した場合の株価推移や変動率について紹介します。
あわせて、任天堂の直近の2026年3月期決算の概況も簡単に振り返ります。
※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。
それでは早速見ていきましょう。
任天堂の3か月間の株価推移
任天堂の3か月間の株価チャート(折れ線グラフ)
任天堂の株価は、2026年4月6日の8,849円から2026年7月6日の7,033円へと推移しました。
起点からは1,816円(-20.5%)下落した格好です。
3か月間の平均値は7,514円、最高値は2026年4月6日の8,849円(平均値との乖離率+17.8%)、最低値は2026年6月26日の6,589円(平均値との乖離率-12.3%)となっています。
- 起点(2026年4月6日):8,849円
- 終点(2026年7月6日):7,033円
- 期間平均値:7,514円
- 期間最高値(2026年4月6日):8,849円(平均値との乖離率+17.8%)
- 期間最低値(2026年6月26日):6,589円(平均値との乖離率-12.3%)
なお、2026年7月6日ベースの配当利回りは2.3%です。
任天堂の直近の2026年3月期決算
任天堂が2026年5月8日に発表した2026年3月期決算は、売上高2兆3,130億円(前年同期比+98.6%)、営業利益3,601億円(同+27.5%)、純利益4,240億円(同+52.1%)でした。営業利益・純利益はともに増益となりました。
- 売上高:2兆3,130億円(前年同期比+98.6%)
- 営業利益:3,601億円(前年同期比+27.5%)
- 純利益:4,240億円(前年同期比+52.1%)
- EPS:364.51円
直近の有価証券報告書によりますと、当期はNintendo Switch 2を全世界で販売し、本体と同時に発売したソフトや、その後に発売したタイトルの販売が加わりました。
発売から一定の期間が経過したNintendo Switchについても需要が継続し、対応するソフトの販売もありました。ゲーム専用機のデジタルビジネスでは、パッケージ併売ダウンロードソフトの売上が増えたことでデジタル売上高が増加した一方、IP関連収入等は主に映画関連の売上が減少しました。
これらの結果、売上総利益が増加し、研究開発費や広告宣伝費などの販売費及び一般管理費が増加したなかで営業利益は増加しました。株式会社ポケモンなどに係る持分法による投資利益の計上や、受取利息、為替差益の発生などにより経常利益も増加し、親会社株主に帰属する当期純利益も増加しました。
ハードウェアの世代交代に伴う本体とソフトの販売が、増収と増益を支えた期であったとうかがえます。
事業等のリスク
同じ有価証券報告書の「事業等のリスク」では、経済環境に関するリスクとして為替レートの変動が示されています。海外で製品を販売し外貨建資産も保有するため、為替レートの変動が財政状態や経営成績等に影響する可能性があります。
事業活動に関するリスクとしては、他の娯楽との競争や市場環境の変化、新製品開発の不確実性、製品の陳腐化や在庫の確保、部品の製造を外部企業へ委託していることに伴う調達の支障、需要が年末商戦期などに集中する季節的な変動、オンラインサービスへのサイバー攻撃などのシステムトラブルが取り上げられています。
法的規制・訴訟に関するリスクとしては、製造物責任、知的財産保護の限界、不正アクセスによる機密情報の流出、法律・規則・会計基準・税制の変更、訴訟などが記載されています。このほか、売上債権の回収不能や自然災害、感染症の拡大などによる影響も示されています。
世界各地で製品を販売し、開発や生産の多くを外部との連携に支えられている事業構造を背景に、為替・競争・供給網に関わるリスクが幅広く整理されているとうかがえます。
任天堂の3か月間の株価まとめ
3か月間の任天堂は、8,849円から7,033円へと1,816円(20.5%)下落しました。
期間平均値は7,514円で、最高値8,849円(平均値との乖離率+17.8%)・最低値6,589円(同-12.3%)のレンジで推移しました。
直近の2026年3月期決算では、売上高2兆3,130億円・営業利益3,601億円・純利益4,240億円で着地しています。
株式投資において、日々更新される情報をリアルタイムに追うことは重要ですが、今回ご紹介したように時間軸を決めて過去を振り返ることも投資のヒントにつながります。
ぜひ参考にしてみてください。
【免責事項】
- 投資にはリスクが伴います。
- 本記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。
オリックスなどの国内金融機関出身。日本株アナリストおよび財務アドバイザーとして決算分析や資金調達を主導。「日経CNBC」出演などメディアを通じた相場解説の実績も豊富。企業財務に精通し、現在はモニクルリサーチで金融ニュースの深掘り記事を発信。
