この記事はここがポイント
- 4日の日経平均株価は一時3,051円76銭安まで急落し、終値は893円23銭安の6万2,188円63銭
- ディスコが年初来安値を更新しキオクシアHDが一時1万円を割り込むなど半導体関連7銘柄の全面安
- 米中間選挙を受けたAI規制への警戒感で下落した一方、3日の米フィラデルフィア半導体株指数は反発
4日の日経平均株価は、62円70銭安の6万2,973円16銭で寄り付き、9時04分には6万3,105円47銭まで上げて、一時は前営業日の終値を上回った。
その後は下げ幅を広げ、13時37分には6万30円10銭と、前営業日比で3,051円76銭安まで下げた。その後は下げ幅を縮め、終値は893円23銭安の6万2,188円63銭(▲1.42%)だった。終値は7月30日以来の安値となる。
米国で3日に投票が行われた中間選挙では、野党・民主党が上下両院で過半数を確実にしたと報じられている。
AIデータセンターへの規制が強まるとの見方から、AI関連株が売られたもよう。
7銘柄の安値は、いずれも12時44分から13時37分の間に付けた。
ディスコ<6146>は2,870円安の4万7,370円(▲5.71%)と反落した。取引時間中には4万4,700円(13時37分)まで下げ、年初来安値を更新した。終値は2025年12月24日以来の安値となる。
キオクシアホールディングス<285A>は610円安の1万735円(▲5.38%)と3日続落。12時44分には9,635円まで下げ、一時1万円を割り込んだ。株式分割を考慮した終値では、4月20日以来の安値となる。
フジクラ<5803>は220円安の3,680円(▲5.64%)と3日続落し、終値は2月17日以来の安値となった。JX金属<5016>は102円安の2,824円(▲3.49%)と3日続落し、終値は2月10日以来の安値。SUMCO<3436>は54円安の2,218.5円(▲2.38%)と3日続落し、終値は4月23日以来の安値となった。
レーザーテック<6920>は1,590円安の3万9,130円(▲3.90%)、アドバンテスト<6857>は1,200円安の3万4,570円(▲3.35%)と、いずれも反落した。
4日の半導体・AI関連7銘柄(株価データ)
キオクシアホールディングス<285A>
- 終値:10,735円
- 前日比:▲610円(▲5.38%)
- 高値:11,625円/安値:9,635円
アドバンテスト<6857>
- 終値:34,570円
- 前日比:▲1,200円(▲3.35%)
- 高値:35,940円/安値:32,210円
SUMCO<3436>
- 終値:2,218.5円
- 前日比:▲54円(▲2.38%)
- 高値:2,334円/安値:2,037.5円
JX金属<5016>
- 終値:2,824円
- 前日比:▲102円(▲3.49%)
- 高値:2,901円/安値:2,607円
フジクラ<5803>
- 終値:3,680円
- 前日比:▲220円(▲5.64%)
- 高値:3,918円/安値:3,472円
レーザーテック<6920>
- 終値:39,130円
- 前日比:▲1,590円(▲3.90%)
- 高値:41,460円/安値:37,040円
ディスコ<6146>
- 終値:47,370円
- 前日比:▲2,870円(▲5.71%)
- 高値:49,610円/安値:44,700円
7銘柄すべてが下落となった。
3日の米国半導体関連株の動き
3日(現地時間)の米国市場では、主要3指数の動きが分かれた。
ナスダック総合指数は207.70ポイント高の2万5,372.01(+0.83%)、S&P500種株価指数は27.52ポイント高の7,568.92(+0.36%)と、いずれも3営業日ぶりに反発した。一方、ダウ工業株30種平均は197.26ドル安の5万1,786.72ドル(▲0.38%)と反落した。
米長期金利(10年物国債利回り)は、3日の終値ベースで4.95%と、前日から0.06ポイント上昇した。
半導体関連株の比重が大きいフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は、272.07ポイント高の1万600.40(+2.63%)と3営業日ぶりに反発した。SOXは2日に360.47ポイント安の1万328.33(▲3.37%)と続落し、終値は4月29日以来の安値となっていた。
半導体・AI関連の個別銘柄は、そろって値を上げた。
サンディスク<SNDK>は51.44ドル高の1,126.52ドル(+4.78%)と、ピックアップした8銘柄の中で最も大きく上昇した。マイクロン・テクノロジー<MU>は21.51ドル高の855.10ドル(+2.58%)、SKハイニックス<SKHY>は3.08ドル高の150.79ドル(+2.09%)と、メモリー関連はいずれも3営業日ぶりに反発した。
AMD<AMD>は17.06ドル高の483.90ドル(+3.65%)、ARMホールディングス<ARM>は5.70ドル高の202.49ドル(+2.90%)と、ともに3営業日ぶりに反発した。エヌビディア<NVDA>は4.63ドル高の206.69ドル(+2.29%)と、5営業日ぶりに上昇した。
半導体製造・製造装置関連では、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング<TSM>が6.17ドル高の404.80ドル(+1.55%)、ASMLホールディング<ASML>が26.00ドル高の1,552.14ドル(+1.70%)と、いずれも3営業日ぶりに反発した。
米国の主な半導体関連株の騰落一覧(3日、現地時間終値)
3日(現地時間)の主な米半導体関連株8銘柄の終値・騰落率を一覧にまとめると、以下の通りとなる。
- エヌビディア(NVDA):206.69ドル(+2.29%)
- AMD(AMD):483.90ドル(+3.65%)
- ARMホールディングス(ARM):202.49ドル(+2.90%)
- マイクロン・テクノロジー(MU):855.10ドル(+2.58%)
- サンディスク(SNDK):1,126.52ドル(+4.78%)
- SKハイニックス(SKHY):150.79ドル(+2.09%)
- 台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM):404.80ドル(+1.55%)
- ASMLホールディング(ASML):1,552.14ドル(+1.70%)
米半導体関連銘柄の値動き一覧
記者コメント
4日の東証33業種のうち、上昇は8業種、下落は25業種だった。下落率が最も大きかったのは非鉄金属(▲4.88%)で、半導体関連銘柄の多い電気機器は2.40%安。上昇率トップは空運業(+3.83%)だった。
3日の米国市場では半導体関連株がそろって反発したが、4日の東京市場では7銘柄すべてが下落した。日経平均は13時37分に下げ幅が3,051円に達した後、終値までに約2,160円戻した。
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フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
