この記事はここがポイント
- 23日の日経平均株価は一時1,445円超下落したものの下げ幅を縮め、前日比214円68銭安の小幅続落
- 注目の半導体関連ではキオクシアHDが一時急落から1.27%高、レーザーテックが2.12%高と反発
- 前日の米SOX指数の6.72%急落を受け、ディスコが年初来安値を更新し3.79%安となるなど5銘柄が下落
23日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落。
前日22日(現地時間)の米国市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が▲6.72%と大きく下落し、ナスダック総合指数も▲2.60%となった。
日経平均は安く始まり、9時10分には安値の6万1,462円61銭をつけ、下げ幅は一時1,445円23銭に達した。前引けは1,082円58銭安だった。
後場は下げ幅を縮める展開となり、15時21分には高値の6万2,786円89銭をつけた。大引けは前日比214円68銭安の6万2,693円16銭で、終値は前日に続き7月30日以来の安値となった。
東証株価指数(TOPIX)も31.69ポイント安の3,965.81(▲0.79%)と続落した。
個別では、ピックアップした半導体関連7銘柄のうち2銘柄が上昇、5銘柄が下落した。
レーザーテック<6920>は+2.12%と、7銘柄の中で最も値を伸ばして反発した。キオクシアホールディングス<285A>は9時10分に1万1,380円まで下げたが、その後は切り返して+1.27%と反発した。
アドバンテスト<6857>は▲0.09%、SUMCO<3436>は▲1.63%、フジクラ<5803>は▲1.01%、JX金属<5016>は▲2.97%と、そろって続落した。ただ、いずれも朝方の安値からは下げ幅を縮めており、SUMCOはこの日の高値で取引を終えた。
22日の取引終了後に中間決算を発表したディスコ<6146>は▲3.79%の4万9,290円と続落した。取引時間中には4万6,100円まで下げ、年初来安値を更新した。
23日の半導体・AI関連株7銘柄(株価データ)
株式市場で注目の高い「半導体・AI関連株7銘柄」について、23日の株価データ(終値、前日比、騰落率、高値、安値)を速報する。
キオクシアホールディングス<285A>
- 終値:12,755円
- 前日比:+160円(+1.27%)
- 高値:12,810円/安値:11,380円
アドバンテスト<6857>
- 終値:32,340円
- 前日比:▲30円(▲0.09%)
- 高値:32,610円/安値:30,030円
SUMCO<3436>
- 終値:2,347.5円
- 前日比:▲39円(▲1.63%)
- 高値:2,347.5円/安値:2,126.5円
JX金属<5016>
- 終値:2,830.5円
- 前日比:▲86.5円(▲2.97%)
- 高値:2,845.5円/安値:2,693円
フジクラ<5803>
- 終値:4,037円
- 前日比:▲41円(▲1.01%)
- 高値:4,056円/安値:3,775円
レーザーテック<6920>
- 終値:38,040円
- 前日比:+790円(+2.12%)
- 高値:38,230円/安値:35,020円
ディスコ<6146>
- 終値:49,290円
- 前日比:▲1,940円(▲3.79%)
- 高値:50,850円/安値:46,100円
7銘柄中、キオクシアホールディングスとレーザーテックの2銘柄が上昇、アドバンテスト、SUMCO、JX金属、フジクラ、ディスコの5銘柄が下落となった。
22日の米国半導体関連株の動き
22日(現地時間)の米国市場では、主要3指数の方向がまちまちとなった。
ダウ工業株30種平均は11.89ドル高の5万2,867.98ドル(+0.02%)と、小幅ながら3日続伸した。
一方、S&P500種株価指数は93.74ポイント安の7,663.43(▲1.21%)と、4営業日ぶりに反落した。
ナスダック総合指数は694.00ポイント安の2万6,008.86(▲2.60%)と反落し、終値は9月16日以来の安値となった。
米長期金利(10年物国債利回り)は、22日の終値ベースで4.95%と、前日から0.19ポイント低下し、節目の5%を割り込んだ。
半導体関連株の比重が大きいフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は773.58ポイント安の1万731.98(▲6.72%)と、大幅に反落。終値は7月29日以来の安値となった。
21日に決算を発表した米半導体製造装置大手のラムリサーチが、決算説明会でサプライチェーン(供給網)の制約に言及しており、これが半導体関連株の売りにつながったと報じられている。
半導体・AI関連の個別銘柄は、そろって大きく値を下げた。
AMD<AMD>は44.79ドル安の507.93ドル(▲8.10%)、ARMホールディングス<ARM>は16.49ドル安の210.10ドル(▲7.28%)と、大幅に下落した。時価総額最大手のエヌビディア<NVDA>は9.76ドル安の212.21ドル(▲4.40%)だった。
メモリー関連も軒並み安となった。サンディスク<SNDK>は117.29ドル安の1,260.93ドル(▲8.51%)と、ピックアップした8銘柄の中で最も大きく下げた。SKハイニックス<SKHY>は11.56ドル安の131.69ドル(▲8.07%)、マイクロン・テクノロジー<MU>は57.18ドル安の856.49ドル(▲6.26%)で、マイクロンは終値で再び900ドルを下回った。
半導体製造・製造装置関連では、ASMLホールディング<ASML>が116.15ドル安の1,560.54ドル(▲6.93%)、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング<TSM>が19.54ドル安の412.35ドル(▲4.52%)と、いずれも反落した。
米国の主な半導体関連株の騰落一覧(22日、現地時間終値)
22日(現地時間)の主な米半導体関連株8銘柄の終値・騰落率を一覧にまとめると、以下の通りとなる。
- エヌビディア(NVDA):212.21ドル(▲4.40%)
- AMD(AMD):507.93ドル(▲8.10%)
- ARMホールディングス(ARM):210.10ドル(▲7.28%)
- マイクロン・テクノロジー(MU):856.49ドル(▲6.26%)
- サンディスク(SNDK):1,260.93ドル(▲8.51%)
- SKハイニックス(SKHY):131.69ドル(▲8.07%)
- 台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM):412.35ドル(▲4.52%)
- ASMLホールディング(ASML):1,560.54ドル(▲6.93%)
米半導体関連銘柄の値動き一覧
記者コメント
23日の東京市場で、日経平均は続落した。
前日の米国市場でSOX指数が▲6.72%と大きく下げた後で、朝方には下げ幅が一時1,400円を超えた。
ただ、その後は下げ幅を縮め、終値では214円安にとどまった。
業種別では33業種中25業種が下落し、銀行業(▲2.28%)や海運業(▲2.10%)、非鉄金属(▲1.76%)の下げが目立った。
一方、金利低下や円高基調に推移していることを受けて不動産業(+2.05%)や小売業(+1.20%)などは上昇した。
半導体・AI関連7銘柄は、そろって9時台に安値をつけた後、下げ幅を縮めた。キオクシアホールディングスとレーザーテックはプラス圏で取引を終えた。
ディスコは22日の取引終了後に発表した中間決算で、営業利益が前年同期比47.9%増となり、4~12月期も38.4%の営業増益を見込んでいる。23日の株価は続落し、取引時間中には年初来安値を更新した。
免責事項
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フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
