この記事はここがポイント
- 2025年9月の特別優待時、オリエンタルランド株価は権利落ち日ではなく権利付き最終日9月26日に日経平均を上回る2.85%安
- 2025年・2026年9月の特別優待は「3年以上継続保有」条件を外し、100株保有で東京ディズニーリゾートの1デーパスポートを配布
- 2025年9月29日の権利落ち日以降1カ月間、株価は下落基調で推移。10月24日終値は権利落ち日比1.36%安の3,488円
オリエンタルランド<4661>の権利確定日が迫っています。約1カ月後の9月30日を基準日として、上場30周年を記念した特別株主優待が実施されます。
通常、9月の株主優待は100株以上を3年以上継続保有した株主のみが対象ですが、今回に限り保有期間を問わず100株(1単元)以上の保有で東京ディズニーリゾートの1デーパスポートが1枚もらえます。
権利付き最終日は基準日の2営業日前にあたる9月28日(月)、権利落ち日は9月29日(火)です。
同社は前期(2026年3月期)にも、創立65周年を記念した特別株主優待を実施しています。
2025年4月28日に発表されたこの優待は、9月30日を基準日として、こちらも保有期間を問わず100株以上の保有で1デーパスポートを1枚追加配布するというもので、条件面では今回とほぼ同じ設計でした。
つまり、通常なら3年以上の継続保有者しか対象にならない9月の優待枠が、2年連続で「保有期間を問わない」形に広がっていることになります。株主優待を目当てにした新規・短期保有の買いが通常より入りやすい環境が、2年続けて生まれていたことになります。
株価は7月28日の終値が2,904円、8月24日の終値が3,000円と、直近1カ月ではおおむね上昇基調で推移しています。
9月30日の基準日に向けてこの先どう動くかは分かりませんが、前回2025年9月の権利確定時にも今回と同様の「保有期間不問」の特別優待があったことから、その際の値動きは一つの参考材料になります。
通常の株主優待と特別優待の違い
オリエンタルランドの株主優待は毎年3月末日と9月末日が基準日で、同一の株主番号で100株以上の保有が7回以上(3年以上)連続して株主名簿に記載されることで、東京ディズニーリゾートの1デーパスポートが配布される仕組みです。
保有株数が多いほど配布枚数も増える設計になっています。
これに対し、2025年9月と2026年9月の特別株主優待は、この「3年以上継続保有」という条件を外し、基準日時点で100株以上を保有していれば対象になる点が最大の違いです。
通常の優待と特別優待は併給される仕組みで、対象となる株主は両方を受け取れます。
オリエンタルランドの株主優待の条件一覧
フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
