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「毎月3万円ずつ 貯める人 と 投資する人」20年後の資産にどんな差が出る?資産運用のプロがNISAシミュレーションをもとに解説

新NISAの利回りはどれくらい?「期待リターン」と「実績」を確認

執筆者若山 卓也IFA/証券外務員資格(証券外務員一種)/資産形成コンサルタント/ファイナンシャルプランナー
16:30

どの商品を選ぶべき?新NISAで投資できる株式型ファンド

では、どのような商品を選ぶと高いリターンを目指せるのでしょうか。本記事では「新NISAの利回り」としましたが、新NISAは制度であり、特定の商品ではありません。実際の利回りは、新NISAを通じで選択する商品によって決まります。

先述のシミュレーションは、株式型ファンドへ積み立てる想定でした。ここでは新NISAで投資できる代表的な株式型ファンドを紹介します。

①全世界株式インデックスファンド

日本のほか、米国や英国などの先進国、台湾や韓国といった新興国および地域へ分散投資できます。

「一本で世界中に投資」できるシンプルさが初心者にも人気な傾向にあります。

②米国株式連動型ファンド

AppleやMicrosoftなど米国を代表する企業の株価への連動を目指すファンドです。

米国経済の成長を取り込める点が強みです。

もちろん、上記のようなファンド以外にも、日本株連動型ファンドや、債券を組み入れたバランス型のファンドなど、さまざまな選択肢があります。

なお、ファンドを選ぶ際は信託報酬(コスト)の低さを重視するとよいでしょう。

年0.1%以下の低コストファンドも多数登場しており、長期では運用コストの差が最終リターンに大きく影響することが考えられます。

【まとめ】新NISAでインフレ対策!リスクは「分散投資」で対処

インフレによる資産の目減りを避けるには、インフレ率以上に資産を増やすことが条件です。現在の銀行預金はこの条件を満たすことができていません。実質的な利回りはマイナスとみられ、資産の全額を銀行預金にしている場合、インフレによる目減りが懸念されます。

インフレが進展する以上、実質的な意味でも資産を増やすなら、リスク資産への投資は避けられません。新NISAなら、高いリターンが期待される株式型ファンドへの積立投資が可能です。

一方で、リスクにも注意が必要です。IFAとして新NISAの相談を受けるとき、投資経験のない人も含め、多くの人が米国株式比率が高いファンドを選好しますが、そのリスクを理解している人は少ない印象です。

リスク資産のなかでも、一般に株式は特にリスクが高い資産で、銀行預金とは対照的です。ポートフォリオに占める株式比率は、慎重な判断が求められます。

なお、株式に投資するとき、「地域の分散」を図るとリスク低減が期待されます。株式市場の規模は米国が圧倒的ですが、近年はAIブームを背景に台湾や韓国といった東アジアの株式も好調です。また、ASEAN諸国やインドも高い経済成長が想定されており、注目されています。

また、為替リスクがない国内の株式市場に目を向けるのもよいでしょう。東証による市場改革もあり、近年は好相場が続いています。新NISAを始めるときは、米国株式だけでなく、その他の地域や資産も考慮し、リスク許容度にあった運用を心がけましょう

参考資料

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若山 卓也IFA/証券外務員資格(証券外務員一種)/資産形成コンサルタント/ファイナンシャルプランナー

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