地方債:7月の10年債で最も利率が高かったのは愛知県債
地方自治体が発行する地方債は、一部の銘柄でついに利回り3%を突破しました。
7月に登場した高格付け債一覧
最も利率が高かったのは愛知県債(発行額120億円、発行日7月24日、償還2036年7月24日)でした。
ただし、この利率差は自治体の信用力の差ではありません。
多くの自治体は国債金利に対して同じ上乗せ幅(対国債スプレッド+20.0bp前後)を乗せて発行する仕組みのため、条件決定のタイミングによって基準となる国債金利自体が変動したことが利率差として表れているに過ぎません。
このほか、37の地方公共団体が連帯債務を負う形で発行する「共同発行市場公募地方債(共同債)」の10年物は、7月7日に3.027%で条件決定しています。
8月分は条件決定予定日が8月6日(木)、発行予定日は8月25日(火)、発行予定額は890億円です。
地方債は国債に比べて利率が高めな一方、すべての銘柄が個人向けに販売されているわけではないため、購入前に取扱証券会社のラインナップを確認する必要があります。
ボーナス運用で気をつけたいポイント
生活防衛資金は残しておく:個人向け国債は発行から1年間、原則として中途換金できません。ボーナスの全額を投入せず、当面使う予定のない範囲にとどめましょう
地方債は流動性がやや低め:満期まで保有する前提で購入し、途中売却が必要になった場合は市場価格次第で元本割れする可能性がある点を理解しておきましょう
実際に購入する際は、財務省や地方債協会の公式発表、および取扱証券会社の最新の発行条件を必ず確認してください
参考
免責事項
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。
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フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
