日本の金融市場が「金利ある世界」へと本格的に舵を切るなか、個人投資家の間では安全資産の運用先として債券への注目が一段と高まっています。
こうしたなか、神戸市が個人向けに発行する自治体債「神戸市令和8年度第1回こうべ市民債 ~森の未来都市 神戸~(5年固定金利)」の発行条件が決定しました。
発表された利率「2.14%」について、前回債からの上昇幅、個人向け国債と比較した際の投資妙味など、くわしく解説していきます。
「こうべ市民債」の発行要項
まずは、今回条件が決定したこうべ市民債の基本スペックを確認しておきましょう。
- 銘柄名:神戸市令和8年度第1回こうべ市民債 ~森の未来都市 神戸~
- 発行額:25億円
- 年限:5年
- 利率(年率):2.14%(税引き前)
- 利払日:2027年1月30日を初回(ロング・ファースト・クーポン)とし、毎年7月30日および1月30日の年2回。最終利払日は2031年7月25日(ショート・ラスト・クーポン)
- 償還日:2031年7月25日(満期一括償還)
- 募集期間:2026年7月8日~ 7月22日
- 払込期日(発行日):2026年7月27日
- 購入単位:10万円以上、10万円単位
- 取扱金融機関:三井住友銀行/みなと銀行/池田泉州TT証券(※1)/岩井コスモ証券/SMBC日興証券/岡三証券/大和証券/野村証券/光証券(※1)/みずほ証券/三菱UFJモルガン・スタンレー証券/楽天証券 (※2)
※1 池田泉州TT証券、光証券は東海東京証券の委託会社
※2 楽天証券はみずほ証券の委託会社
こうべ市民債は、まちの緑化や公共施設の照明LED化など、神戸市の環境施策である「森の未来都市 神戸」関連事業に資金が使途特定されます。通常の市債と商品性は変わらないものの、資金使途を環境施策に特定した市債として発行されます。
なお、居住地・勤務地の制限は記載されていないため、神戸市在住以外の方以外も個人であれば購入できます。
こうべ市民債の発行要項
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フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
PROFILE
立教大学卒業後、海外専門の旅行会社に就職し、その後旅行業界専門誌の記者に転身。企業決算の記事などを手掛けるうちに金融マーケットに興味を持つようになり、株式や債券の発行市場をカバーする金融専門誌の記者に転職。債券市場の動向や市況について、10年以上にわたって数多くの記事を機関投資家に向けて日経QUICKやブルームバーグ等へ執筆した。その後、株式会社フィスコでアナリストが執筆する企業調査レポートの編集を手掛けるとともに、決算などIR情報の発信業務に携わる。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』のLIMO編集部に所属し、LIMOでも記事を執筆している。
