クレディセゾン「第121回無担保社債」の発行要項案
それでは、クレディセゾン債の発行要項案をみていきましょう。
現在、発行に向けて準備されている社債の主な条件は以下の通りです 。
- 社債の名称: 株式会社クレディセゾン第121回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
- 発行総額: 100億円
- 年限: 5年
- 利率(年率): 未定(仮条件:2.200~2.800%(税引前))
- 利払日: 毎年1月31日、7月31日
- 償還日: 2031年7月31日
- 条件決定日: 2026年7月17日
- 申込期間: 2026年7月21日~30日
- 払込期日: 2026年7月31日
- 最低投資金額: 10万円以上10万円単位
- 予備格付: A+(R&I) / AA-(JCR)
- 引受会社: 三菱UFJモルガン・スタンレー証券/東海東京証券/ SBI証券/ SMBC日興証券/ FFG証券/大和証券/野村証券/みずほ証券/静銀ティーエム証券/岡三証券/ちばぎん証券
クレディセゾンの個人向け5年債 発行要項案
クレディセゾン債のポイントは?
それでは今回債のポイントを追っていきます。
仮条件
提示されている利率の仮条件は「年2.200~2.800%」となっています。
最終的な利率は需要調査を経て17日に決定されます。
同じ5年債では、今年1月30日に発行した第116回債(150億円)が2.043%(税引前)でした。
今回の仮条件と比較すると、下限の2.200%であっても前回の実績を0.157%上回っており、上限の2.800%であれば0.757%も上回る水準となっています。
市場の「金利」自体が上昇
前回の5年債が条件決定した1月中旬以降、日銀の政策動向や市場環境の変化に伴い、ベースとなる市場金利はさらに跳ね上がっています。
5年物国債の利回りは、1月中旬に1.6%台前半~半ば近辺だったものが、直近は1.9%台後半にシフトしています。
仮条件のレンジはこの金利の上昇変動を反映した水準に設定されています。
まとめ
金利上昇に伴い債券への関心が高まるなか、クレディセゾンが年2.200〜2.800%(税引前・仮条件)の個人向け社債の発行を準備しています。
債券投資は、国や企業にお金を貸して定期的に利息を受け取り、満期には元本が戻る堅実な仕組みです。 まずは証券口座を開設し、元本割れのない「個人向け国債」から始めるのがおすすめです。
仕組みが分かったら、企業の財務体力を示す「格付け」を確認しつつ、今回のような「個人向け社債」へステップアップしてみましょう。
社債や地方債は途中で売却すると元本割れのリスクがありますが、満期まで持つなら日々の価格変動は関係ありません。
満期保有が前提の個人投資家にとっては、高い利回りをじっくり享受できる絶好のチャンスです。
預貯金の一歩先の運用先として、一つの選択肢に加えてみるのもいいでしょう。
実際の投資にあたっては、証券会社で開示される「目論見書」にしっかり目を通し、納得のいく条件かどうかをご自身の目で確かめることが、賢明な第一歩となります。
参考
免責事項
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。
- 本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。
- 投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
- 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。
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フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
PROFILE
立教大学卒業後、海外専門の旅行会社に就職し、その後旅行業界専門誌の記者に転身。企業決算の記事などを手掛けるうちに金融マーケットに興味を持つようになり、株式や債券の発行市場をカバーする金融専門誌の記者に転職。債券市場の動向や市況について、10年以上にわたって数多くの記事を機関投資家に向けて日経QUICKやブルームバーグ等へ執筆した。その後、株式会社フィスコでアナリストが執筆する企業調査レポートの編集を手掛けるとともに、決算などIR情報の発信業務に携わる。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』のLIMO編集部に所属し、LIMOでも記事を執筆している。
