【ポイント解説】給与水準だけでなく「加入期間」も鍵
厚生年金を厚くする方法は、現役時代の給与水準を上げること以外にも「加入期間を延ばす」という選択肢があります。
60歳以降も厚生年金に加入しながら働き続ければ、その分年金額を上乗せできます。
近年は65歳以降も継続雇用で働くケースが増え、加入月数を積み上げやすい環境になりつつあります。
給与を大きく引き上げるハードルが高い場合でも、長く働くことで年金の底上げが可能です。
まとめにかえて
ここまで見てきたように、厚生年金を月30万円受け取るには、40年加入で平均年収およそ1250万円という高水準が目安になります。
経済メディアの記者として日々さまざまなデータに触れていますが、実際に月30万円超の年金に届く人はごく限られているというのが、シビアな現実です。
ボーナスの明細から引かれている保険料を見つめながら、「このまま働き続けて、本当に将来安心なのだろうか」と感じるのも無理はありません。
とはいえ、年金の受給額は現役時代の給与水準だけでなく、働く期間を長くすることでも底上げできます。
ボーナスの支給をひとつのきっかけとして、まずは「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」でご自身の将来の見込額を確認してみてはいかがでしょうか。
その上で、公的年金という土台に加えて、預貯金やNISA、iDeCoといった自助努力を組み合わせ、ご自身に合った老後の備えを少しずつ形にしていきたいですね。
参考資料
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早大卒。証券外務員二種・相続診断士。15年の書籍校閲で培ったファクトチェック力を武器に、一次資料に基づく「お金と暮らし」の分析記事を担当する編集記者。認知症介護経験をいかし、読者目線に立った情報発信も。
PROFILE
【保有資格】 二種外務員資格(証券外務員二種)、相続診断士、認知症介助士、終活ガイド1級
【経歴】 早稲田大学第一文学部卒業。
二種外務員資格(証券外務員二種)を保有し、15年以上にわたる書籍校閲で培った「ファクトチェック力」を武器に、現在は株式会社モニクルリサーチLIMO編集部に所属、くらしとお金の経済メディア『LIMO』にてパーソナルファイナンス系記事の編集・執筆を担当。
厚生年金保険・国民年金、貯蓄、家計管理など暮らしに不可欠なテーマについて、厚生労働省・日本年金機構・総務省などの一次データをもとに読み解く分析記事を得意とする。
プライベートでは認知症の家族介護に直面し、ビジネスケアラーとして仕事と家庭の両立に葛藤した経験を持つ。大手人材派遣会社の採用管理部門での就業経験もあり、仕事と実生活を通じて「就業と将来設計の密接な関係」を痛感している。
長年の紙媒体で培った編集力に、一人の生活者としてのリアルな実体験を掛け合わせ、読者目線に立った信頼性の高い情報を発信。執筆記事はYahoo!ニュース「経済ランキング」で多数の1位を獲得している。
